【NEWS】台南で八田與一記念日制定を求める運動
台湾の声ニュース 2014.5.4 10:25
3日、台南市で李文正・市議会議員および台湾教師聯盟、台江文化促進会などが記者会見を行い、八田與一氏の命日である5月8日を「八田與一記念日」とするよう台南市政府に要求した。
台南市長である頼清徳氏は、台南市にはすでに「八田路」があり、記念日を設けるかどうかは検討を待ちたいとした。
推進側は、「八田路」は2011年5月8日に設定されたが、当時、市長は「日本へ通じる道、台湾と日本の友情の架け橋」と説明した。つまり、八田記念日は、単に故人を記念するだけでなく、台湾と日本の思いをつなぐものである。
台湾では、これまでに、淡水鎮で「マッケイ(馬偕)記念日」を設けて、カナダとのオクスフォード郡と姉妹都市締結に進んだ例がある。
八田與一の作った嘉南大圳(かなん・たいしゅう)は、今でも、台湾の人民の利益となっており、市長もその映画化を推進している。官民が愛する八田與一技師の記念日を設けることになんら問題はなく、市長は台南市民の声にこたえるべきであると主張している。