【11月28日 秋田魁新報】
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081128f
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20081128f
台湾からの観光客を呼び込もうと、本県、山形、新潟の3県などが招待した台湾の旅行
会社の企画担当者6人が27日、本県入りし、にかほ市の蚶満寺などを視察、「九十九島」
の成り立ちなどについて熱心に質問し本県観光への理解を深めた。
3県と東北観光推進機構、東北運輸局が「北前国際観光ルート開発事業」として実施。
江戸時代に北前船寄港地として栄えた3県を巡る旅行商品を企画してもらうことを目的に、
旅行会社の担当者を招いた。蚶満寺では、象潟観光案内人協会の相馬孝一事務局長が案内
役を務め、昨年6月に台湾元総統の李登輝氏が訪れたことや、寺周辺はかつて「九十九島」
と呼ばれた潟だったことなどを説明。旅行会社の担当者は「いつまで潟だったのか」「寺
も島だったのか」などと熱心に質問していた。
本県を初めて訪れた昭安旅行社有限公司(台北市)の林光彦社長は「3県には温泉や寺
など、素晴らしい資源が多い。蚶満寺は歴史のある建物が並び、とてもきれいな所。台湾
には秋田に関する観光情報は少ないが、いい所があると分かった。物産や体験型観光につ
いても調べてみたい」と話した。