たことをお伝えしました。
これは、広島県教育委員会と桃園県教育局が昨年(2014年)5月22日に結んだ教育協定に続く2例
目で、鳴門渦潮高校と新竹市の成徳高級中学(高校)が昨年8月に姉妹校となったことがきっかけ
だったそうです。
このことを知った台湾政府や新竹市が、徳島県の他の学校とも交流を深めたいと徳島県教委に協
定締結の申し出をして今回の締結に至ったということでした。
台湾との交流に力を入れている秋田県で、去る10月14日、仙北市の角館高校が修学旅行で同校を
訪問していた台湾国立師範大付属高級中学校(高校に相当)と姉妹校提携を結んだということで
す。地元紙の秋田魁新報が伝えています。
ちなみに、仙北市の門脇光浩市長は台湾との交流に力を入れていて、昨年8月19日、秋田県ス
キー連盟と台湾スキー協会が友好協定を締結した際も、秋田県の佐竹敬久知事に同行して訪台し、
この珍しいスキー協定の締結に立ち会っています。
角館高校と国立師範大付属高級中学校の姉妹校提携がきっかけで、徳島県教委のように、台湾の
教育委員会と協定締結に至ることを願いつつ心から祝意を表します。
ちなみに、教育協定を結んだ広島県では、台湾の高校との姉妹提携校が急増し、県内で109校が
海外と姉妹校を結んでいて、台湾とは26校でトップ(平成26年3月末現在、広島県教育委員会)
で、これに伴い、修学旅行先に台湾を選択する高校も急増しています。
秋田県の佐竹知事は、秋田と台北を結ぶ航空便のチャーター便運航をなんとか実現しようと頑
張っています。実は、修学旅行先に台湾を訪問する高校が増えますと、1学年単位で訪台するとな
りますと300人ほどが一気に移動しますので、チャーター便運航の可能性は断然高まります。
秋田県には、台湾からの修学旅行誘致もさることながら、この角館高校の姉妹校提携を機に秋田
から台湾への修学旅行を実施し、秋田県教育委員会と台湾の教育委員会が提携できるよう期待して
います。
角館高と台湾・高級中学が姉妹提携 相互訪問などで交流へ
【秋田魁新報:2015年10月15日】
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20151015e
写真:姉妹校提携の締結書に調印し笑顔を見せる青柳校長(右)と洪校長
秋田県仙北市の角館高校(青柳徹校長)は14日、台湾国立師範大付属高級中学校(台湾・台北
市)と姉妹校提携を結んだ。今後、修学旅行による相互訪問や教職員の研修、研究発表などを通し
て交流を深める。
台湾国立師範大は台湾を代表する教育大学。高級中学は日本の高校に相当する。
高級中学の2年生31人は2013年、仙北市が進める台湾からの修学旅行誘致の一環で初めて訪問。
今回の両校の姉妹校提携は、市の後押しもあって角館高での国際交流の機運が高まったことから実
現した。
同高体育館での締結式には青柳校長と高級中学の洪仁進(ホンリンジン)校長、仙北市の門脇光
浩市長に加え、同高生徒と高級中学の生徒36人が出席した。高級中学の生徒は修学旅行で13日から
同市を訪れていた。
青柳校長は「姉妹校提携が文化や教育をはじめ、多くの分野において視野を一層広げるきっかけ
になることを期待する」、洪校長は「今回の訪問を機により深い信頼関係を築きたい」などとあい
さつ、締結書に調印した。