【日台共栄】今年も「日光日台親善協会」が台湾留学生を招待

【日台共栄】今年も「日光日台親善協会」が台湾留学生を招待

日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」
平成23年(2011年)10月15日 より

 台湾の人々は日光が好きだ。戦前から多くの人々が訪れ
ている。台湾人として初めて帝展に入選した石膏坐像「蕃
童」や、台湾農村の情緒あふれる風景を描いた遺作レリー
フ「水牛群像」などで知られる天才彫刻家・黄土水(こう・ど
すい)も妻を連れて訪れたことがある。2007年には「奥の細
道」探訪で李登輝元総統も訪れている。

 李元総統が日光を訪ねたとき、歓迎会を開いたのが日光
東照宮の近くにある石造りの洋館レストラン「明治の館」だ。
この「明治の館」を経営するのが、日光日台親善協会の会
長で、本会理事もつとめる宇井肇(うい・はじめ)氏だ。

 数年前から毎年、台湾人留学生を招待して焼肉パーティー
などを開いて親睦の交流を重ねている。今年も「日光けっこ
うフェスティバル・日光秋の花火大会」が行われた10月8日
と翌9日、1泊2日で留学生を招待し、宇井氏は同会事務局
長の宇井貴彦(うい・たかひこ)氏や在日台湾同郷会の方々
とともにお世話をしたという。下野新聞がそのことを報じてい
るのでご紹介したい。

 なお、「明治の館」には、李元総統が2007年に訪れたとき
お手植えされた河津桜もある。また「明治の館」は日本にお
ける蓄音機の父、アメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘と
して建造された縁で、宇井氏は蓄音機を蒐集、ギャラリーを
開いている。

 ちなみに、本誌でも伝えたように、6月11日、日光市と
2009年1月に「観光友好都市協定」を結んだ台南市の頼清徳
市長が300人もの大観光団を率いて日光市の鬼怒川温泉を
訪れた。

これは、東日本大震災で外国人観光客が激減したため、斎藤
文夫・日光市長が5月に台南市に出向いて要請し、それに応
えたもの。この日光市と台南市との交流を発案し「観光友好都
市」の協定締結まで尽力したのが宇井氏だ。

 日光はいま紅葉の見頃。折しも日光東照宮秋季例大祭が
16日と17日の2日間にわたって開催され、16日には流鏑馬(や
ぶさめ)神事、17日には徳川家康の神霊を駿府久能山から日
光へ改葬した当時の行列を再現した「百物揃(ひゃくものぞろえ)
千人武者行列」が行われる。今年は台湾からの観光客も少な
くないという。

◆明治の館
  http://www.meiji-yakata.com/index.shtml

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台湾留学生が秋の日光満喫 親善協会が交流
【下野新聞:2011年10月13日】
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20111013/634086

【日光】台湾から日本の大学などに留学している学生が8、9の
両日、市内を訪れ、市民らと交流した。

 市内の民間人を中心につくる日光日台親善協会(宇井肇会
長)が、日光のPRや親睦を深める目的で毎年開催している。

 参加したのは、首都圏の大学や日本語学校に通う留学生や
同郷会のメンバーなど29人。

初日は紅葉シーズンを迎えた奥日光や世界遺産の二社一寺を
見学したほか、秋の花火大会を楽しんだ。

 その後の交流会では、学生が台湾出身のテレサ・テンさんの
歌などを披露した。2日目は足尾を見て回った。

 筑波大修士課程の李秋宜さん(24)は「震災の影響で観光客
が減っていると聞きましたが、すてきな場所なのでみなさんに来
てもらいたいです」と流ちょうな日本語で話していた。