【八田与一展】水利技師、東京台湾での功績など紹介
【毎日新聞:2012年5月9日】
日本統治時代の南部で、アジア一の規模を誇った烏山頭(うさんとう)ダムを建設した
現在の金沢市出身の水利技師、八田与一氏(1886─1942年)の功績を紹介する「八田与一
展」が9日、東京都港区白金台5の台北駐日経済文化代表処で始まる。八田技師の70回目の
命日の8日は金沢市の関係者らも出席し、代表処で開幕式があった。
会場には烏山頭ダム建設当時の写真パネル、手紙など八田氏ゆかりの資料ほか、ダムか
ら続く水路によって生まれ変わった穀倉地帯の映像など104点が展示されている。八田氏の
家族や「金沢ふるさと偉人館」などから貸し出された。
八田技師は農業の恩人」と敬愛され、台湾では小学校の教科書で紹介されている。駐日
大使に相当する馮寄台(ひょうきたい)代表は「八田技師がつないだ日台の絆をさらに前
進させたい」と述べた。
24日まで。入場無料。土・日曜は休館。 【飯田和郎】
*「八田與一展」の詳細につきましては下記をご覧下さい。
◆駐日代表処芸文サロンで「八田與一展〜台湾を愛した日本人〜」開催(5/9〜5/24)
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=270773&ctNode=1448&mp=202