【台湾文学フェスタ–台湾と日本の出会い】牡丹社事件を考える陳耀昌さんと平野久美子さんの台日作家対談

【台湾文学フェスタ–台湾と日本の出会い】牡丹社事件を考える陳耀昌さんと平野久美子さんの台日作家対談

日本による台湾統治が始まったのは1895年。明治政府と清朝が戦った日清戦争で日本が勝利し、台湾の割譲を受けた。そこから日本の台湾統治が始まる。しかし、その前段に起きていた1874年の台湾出兵を含めた「牡丹社事件」や、さらにその前に米国人が殺害された1867年の「ローバー号事件」は、台湾が激動の世界史に巻き込まれる始まりという重要な意味を持っていたにもかかわらず、歴史の波間にほとんど忘却され、触れられることは少なかった。

だが、近年、新たな歴史資料の発掘もあり、台日双方で、奇しくも同じ台湾南部・屏東の原住民地区で起きたこの2つの事件に脚光が当たっている。このほど、台湾で話題を呼んでドラマ化もされたローバー号事件を題材とした「フォルモサに咲く花」(原題『傀儡花』)の日本刊行にあわせて、著者の作家・陳耀昌氏を日本に招き、これも牡丹社事件を題材とした作品「マブイの行方」を刊行したばかりのノンフィクション作家平野久美子氏との間で対談を行うことにした。『傀儡花』は台湾で公共テレビによって過去最高レベルの予算を投じてドラマ化が進んでいる。

台湾と日本はいかにして歴史のなかで出会い、半世紀におよぶ日本の統治につながっていったのか。そのプレリュード(前奏曲)であるローバー号事件と牡丹社事件をそれぞれ、独自の解釈と問題意識で描き出した台日作家2人による貴重な対談です。皆さまのご参加をお待ちしております。

日時:10月18日(金)18:30~20:30

会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター(東京メトロ虎ノ門駅より徒歩1分)

定員:80名(入場無料、予約制。30分前開場、自由席)

https://jp.taiwan.culture.tw/information_34_102160.html

ゲスト:陳耀昌(作家)、平野久美子(ノンフィクション作家)

◯ゲストプロフィール
陳耀昌
医師、小説家。1949年台湾台南市生まれ。国立台湾大学医学部名誉教授。主要著作に『島嶼DNA』(印刻出版、2015年、巫永福文化評論賞受賞)、小説『福爾摩沙三族記』(遠流出版、2012年)、『傀儡花』(印刻出版、2016年、
台湾文学賞
図書類長編小説金典賞受賞)、『獅頭花』(同、2017年、新台湾和平基金会台湾歴史小説賞佳作受賞)、『苦楝花Bangas』(同、2019年)。

平野久美子(ひらの くみこ)
東京都出身。学習院大学卒。編集者を経て執筆活動へ。多角的にアジアと日本の関係をテーマに作品を発表。「テレサ・テンが見た夢・華人歌星伝説」(ちくま文庫)「台湾世界遺産級案内」(中央公論新社)「牡丹社事件・マブイの行方」(集広舎)など著作多数。日本文藝家協会会員、(社)「台湾の世界遺産登録応援会」代表理事。

司会:野嶋剛(のじま・つよし)
1968年生まれ。ジャーナリスト。大東文化大学特任教授。「台湾とは何か」「ラストバタリオン 蒋介石と日本軍人たち」「タイワニーズ
故郷喪失者の物語」など台湾に関する著書多数。元朝日新聞台北支局長。


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