2019年4月8日、九州フィナンシャルグループの子会社の鹿児島銀行が「台北駐在員事務所」を開設した。
これは、福岡銀行が2015年12月18日に「台北駐在員事務所」(台北市中山區松江路126號 6樓-1)を開設したことに続くもので、取引先の海外進出や貿易取引拡大などのサポート、台湾における観光分野およびサービス・技術などの各種産業分野での交流促進を支援するためだそうで、台北市信義区松仁路89號 1號交易廣場7階E室に開設している。
鹿児島銀行の1月5日発のプレスリリースによれば、来る1月8日から2月1日まで華山1914文創園区内テナントスペース(台北市中正区八徳路一段1號)において「台湾の集客施設において幅広い客層に『鹿児島』を周知し、台湾での認知度向上を図ることで、将来のインバウンド誘致に繋げるとともに、鹿児島県産品の輸出可能性の調査および輸出支援を行い、輸出拡大に繋げること」を目的に鹿児島フェアを開催するという。
下記の日本経済新聞の記事にもあるように県内の13市町が出展するそうで、このコロナ禍の中、思い切った開催だ。台北市内に在住の日本人には誘い合って訪れていただき、無事の成功を期待したい。
◆鹿児島銀行:台湾での鹿児島の観光および物産プロモーション事業「鹿児島フェア」の実施について https://www.kagin.co.jp/library/pdf_release/news20210105_091.pdf
—————————————————————————————–鹿児島銀、台湾で鹿児島フェア【日本経済新聞:2020年1月6日】
鹿児島銀行は鹿児島県などと台湾で「鹿児島フェア」を開く。台北市内にある倉庫街を再開発した集客施設のテナントスペースを活用し、観光関連物や写真パネルの展示をするほか、県産品の展示・販売などもする。期間は8日から2月1日まで。鹿児島銀では「鹿児島」の認知度向上を図ることで将来のインバウンド誘致につなげるとともに、県産品の輸出可能性の調査や輸出支援を通じて輸出拡大を目指す。
鹿児島銀では観光と貿易の両面で顧客の取引サポートに取り組むため、2019年4月に台北市に駐在員事務所を開設している。今回は同行が連携協定を結んでいる県内の13市町が出展。初日の8日はプレオープンとしてバイヤーなどの関係者を招く予定で、その後の商談につなげる。一部自治体ではビデオ会議システムを通じて台湾と地元を結び、リモートプロモーションも展開する。
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