中華民国(台湾)駐日本代表処の許世楷代表は6月26日11時30分および16時30分に達
増拓也・岩手県知事と村井嘉浩・宮城県知事をそれぞれ訪ね、馬英九総統と劉兆玄・行
政院長を代表して、6月14日に発生した岩手・宮城内陸大地震に対する関心とお見舞い
の意を示し、両県に震災義援金300万円ずつを贈呈した。また同時に、中華民国工商協
進会の黄茂雄・理事長が許代表を通して、岩手、宮城両県へ震災義援金としてそれぞれ
300万円ずつを贈り、本代表処を通じて慰問の意を伝えた。達増知事および村井知事は、
わが国の「雪中送炭」(困ったときに手を差し伸べる)の行動に深い感謝の意を示した。
岩手県と宮城県の県民およびわが国の同地在住の僑民は両国の友好関係促進に余念が
なく、同県の政治家および親善協会も熱心に双方の交流に協力し、その貢献は大きい。
今回の同地区で起きた地震により、被害や死傷者が発生したことから、わが政府は「人
溺己溺」(生命共同体)の精神で義援金を贈り、被災地の復興と現地住民の一日も早い
正常な生活の回復に役立つことを期待するものである。
このほか、同地震の発生の知らせを受けて、馬英九総統および劉兆玄・行政院長はい
ち早く、日本へ慰問の電報を送り、わが国政府の関心とお見舞いの意を示し、6月18日
に羅坤燦・台北駐日経済文化代表処副代表から高橋雅二・日本交流協会理事長を通じて
福田康夫首相に伝達されたほか、台湾と関係が深い被災地出身の国会議員らにも6月19
日に本代表処を通じて慰問電が送られた。
【台北駐日経済文化代表処 2008年6月27日】