台湾産マンゴー入荷の大幅遅延の事情などを「台湾週報」が報道

本誌でお伝えしましたように、6月からご案内のアップルマンゴーですが、予定通り7
月18日にお申し込みを締め切りました。昨年を上回るお申し込みをいただき心から御礼
申し上げます。

 マンゴーを通じて台湾のことを知って欲しいという趣旨で始めたことですが、今年は
例年になく入荷が大幅に遅れ、皆様にご心配とご迷惑をお掛けしましたことを改めて深
くお詫び申し上げます。今週に入ってようやく入荷量も増え、今週末か来週早々にはお
届けできる予定ですので、未着の方はもうしばらくお待ちいただきますようお願い申し
上げます。

 台湾駐日代表処の「台湾週報」が台湾からの入荷が大幅に遅れた事情などを伝えてい
ますので、ご紹介します。                      (編集部)


今年の台湾産マンゴーなどの各果物、日本向け輸出は順調に拡大

【7月25日 台湾週報】

 今年の台湾産マンゴーの日本向けの輸出はきわめて順調である。行政院農業委員会の
動植物防疫検疫局(以下、防検局)は、国産フルーツの日本への輸出促進のため、防検
局は来台した日本からの検疫官と共にマンゴー、パパイヤ、ライチの輸出前の検疫殺虫
処理作業を行った。

 7月13日時点で検疫を行った日本向けフルーツの累計数は7,474.7トン、韓国向けは46
9.5トンだった。防検局の葉瑩・副局長は「今年の日本向けフルーツの検疫処理作業は4
月1日から始まり、8月上旬で終了を予定しており、4名の日本の検疫官が4月から次々と
来台しており、台中の豊原、台南の楠西ならびに玉井、高雄の小港の検疫処理場で、台
湾の防疫検疫官と共に日本向けフルーツの検疫処理作業を行っている。その中で、台南
の楠西蒸熱場は、今年新しく増設された検疫処理施設であり、台南地区におけるマンゴ
ーの最盛期の輸出作業に大いに役立った。

 防検局による7月13日時点での統計によると、台湾全体で日本へ輸出したマンゴーは31
2.7トン、ライチは120.5トン、パパイヤは8.5トンで、韓国へ輸出したマンゴーは422.4
トンだった。また、輸出前に検疫処理を必要とせず、防検局の検査、合格を経て証明書
が発給されれば日本への輸出が可能なバナナは6,390.5トン、パイナップルは642.5トン
で、韓国へ輸出したパイナップルは47.1トンだった。

 その中で、日本向けのパイナップルは前年同期比186.3トン増で、ライチは同18.3ト
ン増、パパイヤも同4.2トン増となっており、台湾産フルーツの日本向けの輸出マーケ
ットが効果的に拡大している。

 葉副局長は「台湾は高品質な『輸出用の果樹園』があるため、輸入国の検疫規定もク
リアしており、また同時に、日本や韓国の検疫作業にもきわめて精通している。さらに
は、台南の楠西蒸熱場を増設し、検疫作業処理を加速することも可能となった」と指摘
した。

 葉副局長はさらに「今年の年初は冷害により、マンゴーの開花時期が例年より2・3週
間遅れたため、結実期も遅れ、7月中旬から8月がちょうどマンゴーの最盛期になった。
そのため検疫作業の忙しさは倍増されたが、8月上旬には日本と韓国向けのすべてのマ
ンゴー検疫作業が終了する予定だ」と説明した。



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