ワシントンで3月31日に台湾と米国の高官が会議をしたという報道では、当初、出席者の名前はなかったが、台湾外交部が「台湾からは駐米国台北経済文化代表処の蕭美琴(しょうびきん)代表(大使に相当)らが、米側はシソン国務次官補(国際機関担当)らが出席」と明らかにした。中央通信社が伝えているので下記に紹介したい。
日本では、未だに謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表は外務省の建物にも入ることを許されていない現状では、安倍晋三元総理や高市早苗・自民党政調会長が台湾との情報共有の重要性を説いても、その前に整えなければならないことが多いことを知らされる。
—————————————————————————————–台湾の国連参加向け台米の高官が会議 蘇行政院長「世界平和に貢献したい」【中央通信社:2022年4月3日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202204030003
(ワシントン、高雄中央社)台湾の国連や国際機関への参加の機会拡大について、米首都ワシントンで現地時間3月31日、台湾と米国の高官が会議した。米国務省が1日発表した。
外交部(外務省)も台湾時間2日に報道資料を出した。これによれば、台湾からは駐米国台北経済文化代表処の蕭美琴(しょうびきん)代表(大使に相当)らが、米側はシソン国務次官補(国際機関担当)らが出席。台湾の国際機関への参加に向けた戦略や方法について深く議論し、議題は公衆衛生や航空安全、国際犯罪の防止、経済の協力、民主的な統治などに及んだ。
同部は、新型コロナウイルス下における対面での会議だったことに触れ、台湾と米国のパートナー関係が盤石だと十分に示したとし、米国への謝意を表した。
蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は3日、南部・高雄市でのイベント出席前に報道陣の取材に応じ、台湾は機会さえあれば国際組織や活動に参加し、世界の平和や繁栄に貢献したいと願っているとの立場を示した。
(徐薇?、黄雅詩、蔡孟?、曽以寧/編集:楊千慧)
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