湾・彰化県の二水郷が交流していることを本誌でも何度か紹介してきた。いよいよそれが
実り、今年の10月に二水郷において友好都市提携を調印するという。まことにおめでた
い。それを伝える北海道新聞の記事を下記に紹介したい。
なお、本会の調査では、2008年9月に旭川市と彰化県が国際交流協定を締結しているが、
北海道において台湾の自治体と友好都市提携は初めて。
また、平成22(2010)年7月に鳥取県・北栄町と台中県・大肚郷が友好交流協定を結んで
以後、同様の提携はなされていないので、津別町と二水郷の友好都市提携はそれ以来とな
り、18番目の日台自治体提携となる。
詳しくは本会ホームページ「姉妹都市交流」をご覧いただきたい。
◆北海道・津別町と台湾・彰化県二水郷が交流促進へ[2007/11/5] http://melma.com/backnumber_100557_3887884/
◆姉妹都市交流
http://www.ritouki.jp/sister-city.html
台湾二水郷と友好都市に 津別
【北海道新聞:2012年8月1日】
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki4/392442.html
【津別】町は今年10月、2007年から交流を始めた中部の彰化県二水郷に、佐藤多一町長ら
町民による訪問団を派遣、友好都市提携を調印する。道国際課によると、道内の自治体同
士で交流協定を結ぶのは初めて。今後、子どもたちを主役にした教育交流を進め、津別町
と二水郷の友好関係を深める。
二水郷との交流は、日本の町長にあたる郷長が、07年に町内でホームステイしたのがき
っかけ。同年11月には佐藤町長らが訪台。08年1月には道内で初めて、民間団体の「町日台
親善協会」が設立され、同11月には副町長らが再度、二水郷を訪れるなど、継続して人の
交流を続けてきた。
昨年11月、佐藤町長らが訪台し二水郷側と友好都市提携について協議。今年3月の定例町
議会で佐藤町長は「秋には二水郷で友好都市提携の調印を」との考えを示していた。
訪問団は佐藤町長のほか、町日台親善協会や議会関係者など約20人で構成。10月7日から
5日間の日程で二水郷を訪れ、調印式に出席する予定だ。
二水郷は人口約1万7千人の農業のマチで、佐藤町長は「古い町並みや人情が残ってい
る。多感な中学生にぜひ、そんな環境を体験させてあげたい」と若者の派遣事業を通して
交流したい考えだ。
また日台親善協会が現在、道内に6団体創設されており「経済や観光の交流は津別だけで
は難しい。他の団体とも連携できれば」(町総務課)として、今後、友好都市提携を弾み
に活動内容を深める。(中原洋之輔)