旅」第3弾「雲林県・彰化県訪問」が7月31日に再開された。ところが、8月2日は公共機関
や学校も臨時休業や休校となる台風による大雨で、またもや途中断念せざるをえなくなっ
た。
李元総統は8月1日、同行する台湾メディアに、中国から北京大学講演を何度か誘われた
ことがあったことを明らかにしたという。MSN産経ニュースからご紹介したい。
ちなみに、李元総統の「台湾一周の旅」は、旧友を訪ね、各地の産業を視察することを
目的とし、その第1弾として4月18日から20日にかけ南部の屏東県と高雄市を訪問。5月16日
から18日はその第2弾として台南市と嘉義県を訪問された。この「台南・嘉義」訪問には本
会の早川友久・台北事務所長も動向し、機関誌『日台共栄』7月号に発表している。
6月の雲林県・彰化県が第3弾となり、それが天候により延期され、仕切り直した今回も
天候で再延期となった。南から北上し、花蓮県・台東県まで台湾を一周される予定だとい
う。
◆早川友久:李登輝元総統が「台湾一周の旅」【機関誌『日台共栄』7月号】
http://www.ritouki.jp/magazine/pdf/31-3.pdf
李登輝元総統「北京大講演の誘いあった」 中国側は否定
【MSN産経ニュース:2012年8月3日】
【台北=吉村剛史】台湾の李登輝元総統は3日までに、「ここ数年、中国側から北京大学
での講演に複数回の誘いがあった」と明らかにした。中国側は「そのような事実はない」
と否定している。
台湾中南部の彰化、雲林を訪問中の李氏が1日、地元メディアに明かした。李氏は「最高
指導者の条件」との演題を示されたが、「中国は中国、台湾は台湾」とする自身の立場な
どから、「現段階では行けない」と説明した。要請の公式、非公式については明らかにし
ていない。
一方、台湾の中央社電によると、中国国務院台湾事務弁公室の報道官は2日、報道陣の質
問にこたえ、「私の知る限りそのような事実はない。北京大でも、大陸(中国)でも講演
に誘った者はいない」と否定したという。