ウム「台湾第二次民主化」に臨み、閉会式の挨拶において「今の台湾には改革すべきものが多く、
課題の範囲も多岐にわたるとした上で、『問題の根本的な解決を図りたいなら、憲法改正からとり
かかるしかない』(推動台灣第二次民主改革−憲改是台灣唯一的路)と持論を展開」された。
中央通信社が伝えているので下記にご紹介するとともに、その式辞全文を李登輝元総統の
facebookから紹介したい。
また李元総統は翌日、中山大学の卒業式にも臨席、そこでも挨拶され、挨拶全文をfacebookに掲
載しているので併せてご紹介したい。
今年1月で満94歳を迎えられた李登輝元総統だが、まだまだお元気で、明晰さはいささかも衰え
られていないようだ。
◆李登輝政府研究中心 研討會閉幕致詞稿【6月9日】
https://www.facebook.com/tenghuilee/posts/1321861111201357?pnref=story
◆国立中山大学・李登輝政府研究中心:106年6月9日(五)臺灣第二次民主化研討會
http://lthc.css.nsysu.edu.tw/files/14-1353-169348,r11-1.php?Lang=zh-tw
◆「中山大學105學年度畢業典禮」致詞稿【6月10日】
https://www.facebook.com/tenghuilee/posts/1322686021118866?pnref=story
李登輝氏、「台湾の憲法は時代遅れ」 改憲の必要性訴える
【中央通信社:2017年6月10日】
(高雄 10日 中央社)李登輝元総統(94)は9日、フランスで39歳のエマニュエル・マクロン大
統領が誕生したのを引き合いに出し、40歳未満では総統選挙に立候補できないことを規定した台湾
の現行の憲法は「時代遅れだ」として、憲法改正の必要性を訴えた。
この日、南部・高雄市の中山大学で開かれた「台湾第2次民主化」と題したシンポジウムの閉会
式であいさつした李氏。今の台湾には改革すべきものが多く、課題の範囲も多岐にわたるとした上
で、「問題の根本的な解決を図りたいなら、憲法改正からとりかかるしかない」と持論を展開した。
また、自身の総統時代(1988〜2000年、代行含む)に行われた憲法改正や、1996年に実施された
初の総統直接選挙にも言及。台湾の民主化を阻止しようと、中国大陸が95年、96年と2度にわた
り、台湾海峡に向けてミサイルを発射したにもかかわらず、揺るがない信念を持って選挙戦を続
け、無事に投開票を終わらせたと振り返った。
台湾と中国大陸との関係については、8割を超える台湾人が「台湾は中国の一つの省ではなく地
方政府でもない。独立状態にある」との共通認識を持っていると述べ、双方は個別の存在である現
状を改めて強調した。
(程啓峰/編集:羅友辰)