した。謝代表は予定より2分ほど遅れた12時57分着の中華空港220便にて羽田空港に降り立ち、1時
10分過ぎ、到着ロビーに姿を見せた。
空港内では代表処や交流協会の今井正理事長など30人ほどが出迎え、在日台湾婦女会の張信恵・
前会長などが歓迎の花束を差し上げた。
謝代表は空港内において、中国語で「台湾と日本はもともと非常によい関係だが、蔡総統も望ん
でいるように、今後、新たな時代の到来を期待し、双方の関係をさらに深化、強化させ、子孫のた
めに友好のメカニズムを打ち立てたい。どの党が政権をとろうとも、この友好関係は不変だ」(朝
日新聞)と着任挨拶を述べ、また記者から日本語でもと依頼されると「文化と経済を通じて日台の
絆を深くさせていただきたい」と滑らかな日本語で述べた。
謝代表はその後、台北駐日経済文化代表処に入り、交流協会に着任の挨拶に出向いた。
下記に中央通信社の記事をご紹介するが、中文版の中央通信社のニュースでは動画も付いてい
る。動画では台北駐日経済文化代表処に入る場面も入っているので、併せてご紹介したい。
◆謝長廷抵日 盼為子孫奠立台日友好機制[影] http://www.cna.com.tw/news/aopl/201606090201-1.aspx
新駐日代表が東京入り 「台日新時代の到来」に期待示す
【中央通信社:2016年6月9日】
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201606090007.aspx
(台北 9日 中央社)台北駐日経済文化代表処の代表(駐日大使に相当)に任命された謝長廷氏
は9日正午過ぎ、日本の羽田空港に到着した。謝氏は空港で報道陣に対し、蔡英文総統と同じく
「台日関係が新時代に入ることを期待する」と語った。
蔡総統は8日、謝氏の駐日代表就任は「台日関係が新時代に入ることを予告するものだ」と述
べ、同氏の手腕に期待感を示している。謝氏は民主進歩党の主席や行政院長(首相)を歴任してき
た党の重鎮で、今回の人事は蔡政権の「日本重視」の表れだとされている。
日本留学経験を持つ謝氏は、日本メディアの要望に応じ、日本語で今後の抱負を語った。一方、
中国大陸とロシアの軍艦が釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)の周辺海域に入ったことについては、
論評を避けた。
空港では日本在住の台湾出身者や、日本の対台湾窓口機関、交流協会の今井正理事長、代表処の
職員らから歓迎を受けた。10日には4月の地震で被害を受けた熊本に赴き、陳菊・高雄市長、頼清
徳・台南市長とともに蒲島郁夫知事を表敬訪問する。
(楊明珠、呂欣ケイ/編集:杉野浩司)