新刊紹介:内海彰著『台北美味しい物語』(まどか出版)

【1月15日 台湾週報】

 台湾はグルメ天国と言われるが、それは高級レストランだけに限らず、台湾の人々の生
活に根ざした街角の食堂や屋台料理も台湾を代表するグルメと言える。

 同書は台湾在住10年以上になる著者が、自らの足で食べ歩き、台湾生活のなかで経験し
た台湾の食について、幅広く紹介している。その内容は従来の観光ガイドブックではなか
なか紹介されることがなかった街角で見かける食堂の料理を中心に、台湾人が日常生活の
なかで食べているもので特に台湾独特の食文化が感じられる料理を取り上げている。

 麺、スープ、餃子、饅頭、自助餐(セルフサービス食堂)、内臓などの食堂・屋台グル
メの定番料理に加え、夜市(ナイトマーケット)の名物屋台料理、香港式喫茶レストラン
の茶餐庁、タイ・ミャンマー・ベトナム・インドネシアから伝わった東南アジア料理、台
湾の朝ごはんの定番である台湾風サンドイッチ、豆乳屋台、台湾人の家庭料理など、台湾
のバラエティー豊かな食生活がこの一冊に凝縮されている。ただ単に味の説明だけでなく、
その料理が持つ歴史的・文化的背景も丁寧に解説されている。

 また、料理名については、台湾の多言語事情を反映して、公用語の華語(中国語)だけ
でなく、台湾の伝統的料理については台湾語の呼び名が記されている。巻末には台北市の
地図や、料理名の索引があり、食べ歩きに便利な本となっている。

書 名:『台北美味しい物語−小さな食堂で食べる気取らない品々』
著 者:内海 彰
出版社:まどか出版 http://www.madokabooks.com
定 価:1,500円+税
発 行:2009年1月30日 初版発行



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