四周年追悼式が執り行われ、政府は今年も台湾代表を招請した。
台湾代表として参列した沈斯淳・台北駐日経済文化代表処代表(駐日台湾大使に相当)は外交使
節団向けの来賓席に案内され、国名や団体名を読み上げての「指名献花」では台湾を代表して献
花、哀悼の意を表した。
民主党政権下で行われた一周年追悼式で台湾代表は招請されず、指名献花の対象からもはずされ
たが、自民党政権下の二周年目からは招請されている。
台湾でも3月11日、台湾日本人会と台北市日本工商会が主催する「311東日本大震災追悼・感恩
会」が台北市内のホテルにおいて執り行われ、頼浩敏・司法院院長、王金平・立法院院長、李嘉
進・亜東関係協会会長、沼田幹夫・交流協会台北事務所代表などが参列して祭壇に花を手向けてい
る。また、地震発生と同時刻の2時46分に1分間の黙祷がささげられた。
「東日本大震災四周年追悼式」に沈斯淳・駐日代表が出席
【台湾週報:2015年3月12日】
台北駐日経済文化代表処の沈斯淳・代表は日本政府の招請を受け、3月11日午後2時40分より、東
京の国立劇場において行われた「東日本大震災四周年追悼式」出席しました。沈代表は、中華民国
(台湾)政府および国民を代表し、東日本大震災により亡くなられた方々およびそのご遺族に対
し、追悼および慰問の意を表すと共に、被災地の復興再建が引き続き進展するよう祈念いたしまし
た。
追悼式典は安倍晋三首相が主催し、天皇皇后両陛下のご臨席の下、衆参両院の各議長、最高裁判
所長官、各閣僚、国会議員、各国の駐日使節、各界の代表らが出席しました。ご遺族代表の言葉は
心打つものであり、式典は厳粛かつ荘厳に執り行われました。
沈代表が同式典出席に関しての席順および指名献花などの順番も昨年と同様でした。
台日双方の国民感情は深く、各分野の交流も密接であり、駐日代表処は今後も双方の防災、減災
面での相互支援および協力を引き続き推し進めてまいります。