には、頼浩敏・司法院院長(最高裁長官に相当)や王金平・立法院院長(衆参両院議長に相当)、
李嘉進・亜東関係協会会長(外務省政務官に相当)など錚々たる方が参列、改めて台湾の方々の真
心に触れた思いがする。
交流協会台北事務所の沼田幹夫代表(駐台湾大使に相当)は、日本を代表して感謝の意を表し
た。下記にその全文をご紹介したい。なお、表題は編集部でつけたことをお断りする。
東日本大震災4周年追悼・感恩会 沼田幹夫代表挨拶
【交流協会台北事務所:2015年 3月 11日】
今年も東京においては、本3月11日、天皇・皇后両陛下ご臨席の下、東日本大震災4周年追悼式が
執り行われており、日本各地でも哀悼の意が捧げられています。ここに集まりました私どもも最愛
の御親族を失われた御遺族の方々に対し、衷心より哀悼の言葉を申し上げますとともに、被災され
今なお故郷に帰れない人々が多数居られることを思い、一日も早い復興を皆様と共に祈りたいと思
います。
4年前、東日本大震災に直面した我々に、本日御列席の皆様をはじめとして台湾の皆様から物心
両面にわたる温かく、心強い御支援を頂きました。この場を借りまして改めて、感謝の意を申し上
げたいと存じます。
日本にとって台湾は、心と心が繫がった極めて重要なパートナーです。震災直後、台湾の皆様が
自分のことのように日本を支援してくださったことは、我々日本人に台湾という真の友人がいるこ
とを強く思い起こさせました。震災から4年を経た現在も、感謝の念は色褪せず我々の心に深く刻
まれております。
現在、被災地は復興に向け一歩ずつ着実に進んでおります。復興の歩みにおいては難しい問題に
向かい合うこともありますが、皆様の支援もあり、我が国の先人たちが、幾多の困難を克服し、そ
の度に、より逞しく立ち上がってきたように、今日を生きる私たちも共に手を携えて、前を向き力
強く歩んでいくことができると信じております。そして、復興した姿を台湾の皆様に、一日も早く
お見せしたい。そう遠くない日にお見せできると信じております。
最後に、台湾の皆様から頂いたご支援への感謝の気持ちを胸に、私どもは今後も日台双方の関係
強化に向け、全力を尽して参りますことをお誓い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。