修学旅行(教育旅行)の90%は日本に来る。
東日本大震災から3年半を経過した今も、福島県いわき市は東京電力福島第1原発事故の影響が
ないにもかかわらず風評被害を受けているという。このいわき市に海外からの修学旅行生として初
めて台湾の高校生たちが訪れた。これが先例となって、台湾のみならず海外から多くの修学旅行生
や観光客が訪れてくれることを願いたい。
なお、文部科学省は間もなく2年に1回調査している平成25年度の「高等学校等における国際交流
等の状況について」を発表する予定だ。高校生や中学生の修学旅行先などを調査している。台湾へ
の修学旅行が平成23年度より増えているか気になるところだ。確認でき次第、本誌で発表したい。
台湾の高校生が修学旅行で福島訪問
【日刊スポーツ:2014年10月19日】
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後、福島県いわき市では初めてとなる台湾からの修学
旅行生が19日、同市の温泉施設スパリゾートハワイアンズを訪れた。
「ようこそ福島県へ」。同日夕、台湾の高校生36人を乗せたバスが成田空港から同施設に到着す
ると、市や施設の関係者らが台湾語の横断幕を掲げ、盛大に歓迎した。2年生の黄詩■さん(16)
は「時間がたったので原発事故の影響は気にならない。みんなやさしくて感動した」と話した。
一行はダンスチーム「フラガール」のショーを鑑賞後、施設のホテルに宿泊。20日は会津若松市
の「会津藩校日新館」を見学し、茶道体験する。
県観光物産交流協会によると、海外からの修学旅行生は震災後に激減。協会の野崎和彦さんは
「現地での誘致活動が実を結んだ。風評被害に苦しむ観光関係者の励みになる」と話した。(共
同)
※■は、女ヘンに亭