日本李登輝友の会は12月22日、東京都内のアルカディア市ヶ谷において安倍晋三・元総理令夫人の安倍昭恵さんをお招きして22回目となる「日台共栄の夕べ」を開催した。
昭恵夫人は、米国次期大統領のトランプ氏の夕食会に招待されたことから一躍「時の人」となり、「日台共栄の夕べ」にはこれまで例のないメディア17社が取材に駆けつける中、昭恵夫人は「台湾に寄せる私の思い」として講演。
立錐の余地もないほど満堂となった会場で、来賓の李逸洋・台北駐日経済文化代表処代表や金美齢・元台湾総統府国策顧問、島田洋一・衆議院議員、門田隆将・ノンフィクション作家、山本皓一・写真家、李登輝基金会の李安[女尼]理事長代理として台湾から駆けつけた鄭睦群・李登輝基金会執行長や早川友久・同基金会顧問なども聞き入った。
昭恵夫人は講演で、トランプ次期大統領や妻のメラニア夫人と面会したことについては「いい夕食会だった」と述べるにとどめるも、2019年5月に来日したトランプ大統領夫妻と東京都内の炉端料理店で安倍総理とともに食事した際のエピソードとして「先の戦争の話になった時に『自分と晋三だったら戦争は起こらなかったに違いない』と言っていた。
トランプ氏は戦争をしたくない人だとその時に思った」ことを紹介。
また、「『台湾有事は日本有事』という主人の言葉は大切なことだと思うが、私は平和主義者で、もし有事になったらどうするかを考える前に、どうやったら有事にならないようにできるかを考え、主人が残してくれた足跡をたどっていきたい」などと話した。
この講演については多くのメディアが報じているが、下記に講演の模様を映像で紹介している「FNNプライムオンライン(フジテレビ)」、出席した来賓や講演内容を詳しく報じた台湾の「自由時報」、産経新聞の記事をご紹介したい。
◆安倍昭恵氏が都内で講演「良い夕食会だった」トランプ夫妻との会話内容については明かさず
【FNNプライムオンライン(フジテレビ):2024年12月23日午前0:30】
https://www.fnn.jp/articles/-/805814
◆安倍昭惠●日本人要更珍惜台灣(●=竹冠に籥頁)
【自由時報:2024年12月22日】
https://news.ltn.com.tw/news/politics/breakingnews/4901304
トランプ氏、日米戦争は「自分とシンゾーだったら起こらなかった」 安倍昭恵さんが明かす
【産経新聞:2024年12月22日】
https://www.sankei.com/article/20241222-XJMZU4CNLFODLAEIJN2D5IKOHI/
安倍晋三元首相の妻、昭恵さんは22日、東京都内で開かれた日本と台湾の交流を図る民間団体「日本李登輝友の会」の会合で講演し、トランプ次期米大統領や日台関係などについて語った。
昭恵さんは今月15日、米フロリダ州のトランプ氏の私邸でトランプ氏夫妻と会食した。
講演ではその際の話題については触れなかったが、令和元年5月に元首相とともに、来日したトランプ氏夫妻と東京都内の炉端料理店で食事した際のエピソードを披露。
トランプ氏が「自分とシンゾーであったならば(日米の)戦争は起こらなかったに違いない、と言っていた」と明らかにし、「トランプ氏という方は戦争したくない人なんだ、と思った。
平和な世界に導いていただけたらいいと思っている」と述べ、2期目のトランプ氏の手腕に期待を寄せた。
また昭恵さんは、「『台湾有事は日本有事』という主人の言葉は大切なことだと思うが、私は平和主義者で、もし有事になったらどうするかを考える前に、どうやったら有事にならないようにできるかを考えたいタイプ」と話し、今年9月に中国・山東省の世界遺産「泰山」を私的に訪れたことを紹介。
「泰山で絶対に戦争が起こらないようにと、そこの神様にも祈ってきた。
世界中でいろんなことが起こっているが、日本の『和をもって貴しとなす』という精神こそが、世界をきっと平和にするのだろう」と語った。
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