1月17日から開かれている第208回国会(常会)の衆議院予算委員会において、2月8日(火)午前、日本維新の会所属の和田有一朗(わだ・ゆういちろう)議員が台湾問題について質問しました。
和田議員は神戸市会議員、兵庫県議会議員時代から日台交流や台湾問題に深い関心を寄せてまいりました。昨年10月の衆議院総選挙で初当選し、このたび初の質問の機会を得、これまで関心を寄せてきた台湾問題を質問に選ばれたそうです。
和田議員は予定どおり2月8日の11時11分から29分までの18分間、日台湾有事や台北駐日経済文化代表処の名称を「駐日台湾代表処」に変更すること、日本台湾交流協会台北事務所に出向している防衛担当者を現行の1人から陸海空の3人、それも退官者ではなく現役を出向させることや、台湾出身者が「台湾」ではなく「中国」とされている日本の戸籍問題やそれに連なる調理師免許証の表記問題、日本には台湾に関する法律がないことから、高市政調会長が提案している日台間にホットラインを設置することも法的根拠が必要ではないかなどについて質問しました。
和田議員は昨年10月の総選挙で衆議院議員に初当選し、初めての国会質問でしたが、恐らくこれまでこのような台湾に関する質問はこれまでなかったように思います。初質問とは思えないほど堂々とした質問でした。いささか詰め込み過ぎの感はありましたものの、画期的だったのではないかと思います。
林芳正・外務大臣をはじめ岸信夫・防衛大臣や古川禎久・法務大臣の答弁は画一的な印象を拭えませんでした。それは無理もないことで、和田議員の質問に対して正面から答弁するには政府の政策や制度の変更を含みますので、まともに答えるのを避けざるを得なかったということではないかと思います。
ご参考までにインターネット審議中継のURLをお送りします。
・和田有一朗議員の予算委員会質疑[2月8日11:11〜11:29] https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=53536&media_type=
また、和田有一朗議員のプロフィールや活動につきましては、ホームページをご参照のほどお願いします。 https://wada-yuuichiro.com/index.php
※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。