八王子副市長が高雄市を訪問、楊秋興・高雄県知事の11月訪日を要請

【2月22日 台湾週報】

 八王子市の田中正美・副市長を代表とする訪台団は、2月21日、高雄市の林仁益・副
市長と共に、楊秋興・高雄県長(知事)を訪問し、双方は大学連盟、都市外交等の交流
について意見を交換した。この訪問には、八王子市の産業振興部、観光課、学園都市文
化課などの関係者も同行し、その後、高雄市内にある観光地の一つで、秋田県田沢湖と
姉妹湖提携をして20年になる澄清湖風景区を訪れた。

 楊・県長は、「日本は台湾のとなりにあり、ビザも便利である。私は以前、日本企業
の台湾誘致や台湾のプロ野球、ラ・ニュー・ベアーズ(La New熊)の日本での試合に同
行し、日本を訪れたほか、昨年の夏休みには家族を連れて日本に遊びにも来ており、こ
れまで15回日本を訪れている。八王子市の面積はわずか186平方キロだが、21もの大学が
ある。高雄県も現在「高雄学園」大学連盟を発展させている最中であり、7つの大学が
参加している」と述べた。

 これに対して田中・副市長は、「日本は、東京都内の校舎建設に対し厳格な法的規制
をしており、多くの大学がキャンパスの拡張をするために、郊外へと展開しなければな
らなかった。そのため、東京都のもっとも外側に位置し、地方行政部門で大学移転誘致
の奨励措置のあった八王子市を各大学が次々と選択した」と説明した。

 田中・副市長はさらに、「八王子市と友好交流協定を締結している高雄市の陳菊・市
長が11月に来日し、八王子市を訪問される予定だが、楊・県長も一緒に訪問され、市内
の各大学を視察されるよう歓迎する」と来日を要請した。

 野球好きな田中・副市長は、「3月に台湾で行われる野球の『2008北京五輪最終予選』
では、私は絶対に台湾のために応援する」と強調した。



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