【ニュース】国民党と親民党が仲違い
「台湾の声」
10月17日夜、宋楚瑜・親民党主席が民主進歩党(民進党)を離党して高雄市長
選挙に出馬している楊秋興氏(現・高雄県長)の応援に立った。
高雄市長選挙は、楊氏と、現職の陳菊・高雄市長(民進党)、国民党候補の黄
昭順氏との3つどもえの争いとなっており、楊氏は国民党支持層を切り崩すため
に馬英九総統の台中経済交流政策を評価したりと、民進党との対決姿勢を強めて
いる。
一方、親民党の宋主席は、「ブルー(国民党系)か、グリーン(民進党系)か
は問わない。問われるのは能力だ」と強調し、国民党と距離を保っている。
親民党は国政レベルでは、小選挙区のため候補者を国民党に移籍させて選挙協
力をしてきたが、地方議員選挙は中選挙区なので親民党の独自候補を立てている
。しかし、国民党が党籍議員の他党(親民党を含む)の選挙応援を禁じたため、
親民党が国民党への反感を強めている。