【ニュース】陳菊・高雄市長が民進党主席代理に選出

　　　　台湾の声

　台湾最大野党の民主進歩党（民進党）は、１月の総統（大統領）選挙で敗北した蔡英文主席が党主席を辞任することから、２月22日に中央執行委員会を開き、主席代理に陳菊・高雄市長を選出した。29日に正式に引き継がれる。

　陳菊氏は1950年台湾宜蘭県生まれ。1979年に美麗島雑誌社の編集委員を務め、同年12月の世界人権デーに高雄で発生した美麗島事件で呂秀蓮（後の副総統）らとともに不当逮捕され、叛乱罪で政治犯となる。1986年に出獄。その後、台北市社会局長、高雄市社会局長を務め、民進党政権時代に行政院労工委員会主任委員（閣僚）を務めた。2006年に高雄市長に当選、2010年に高雄県を編入した新しい高雄市長に当選した。