の対台湾窓口機関である交流協会台北事務所(駐台湾大使館に相当)の今井正(いまい・
ただし)代表は、高雄事務所の野中薫(のなか・かおる)所長との連名で、台湾の「自由
時報」「中国時報」「聯合報」「蘋果日報」に感謝広告を掲載した。
台湾のメディアも大きく報道し「復興に取り組む被災地や被災者の写真を添えた感謝メ
ッセージは、日本語と中国語でそれぞれ、台湾からの被災支援に感謝を表明するととも
に、日台関係の重要性にも言及、また日本の復興の歩みをアピールし、安心して訪日して
欲しいと呼びかける内容」(中央通訊社)と伝えている。
新聞への感謝広告ばかりでなく、台湾芸術大学の学生による訪日ドキュメンタリー制作
風景(1時間)を3月10日と11日に民視新聞台と民視無線台で放映、また日台テレビ局初の
合同制作番組として、11日に「元気日本、謝謝台湾」(1時間)を中天娯楽台で放映し、17
日には中天総合台で再放送されるという。
また、3月11日から17日までは「感謝CM」をTV放映するという。インターネットの
「YouTube」や地下鉄MRTや屋外テレビでも放映し、「企画した日本の対台湾窓口交流機
関、交流協会台北事務所(大使館に相当)によると、こうしたCMを放映するのは世界で
も台湾だけという」(時事通信)。CMの完整版は4分44秒の長さだが、90秒編、60秒編、
30秒編もある。下記に完整版をご紹介したい。
◆日本311東日本大震災滿1年 感謝篇 (完整版)【4分44秒】
http://www.youtube.com/watch?v=rB36inEK__s&list=UU1BUcYM2WYQo0e-fNwYzDNg&index=2&feature=plcp
さらに、3月16日(金)と23日(金)には午後4時からと7時から、中正紀念堂演講庁にお
いて、映画『カルテット』とドキュメント『がんばっぺ フラガール! 〜フクシマに生き
る。彼女たちのいま〜』の2作品を無料上映するという。
ようやく日本も正面から台湾の人々に向き合った感がある。改めて支援いただいた台湾
の人々に感謝申し上げるとともに、このような感謝の心を表す企画をよくぞ立てていただ
いたと、交流協会台北事務所に御礼申し上げたい。日本人の一人として晴れやかな気分だ。
詳しくは交流協会台北事務所のホームページをご参照いただきたい。
ちなみに、交流協会台北事務所と高雄事務所に寄せられた義捐金は1ヵ月ごとに日本赤十
字社に送金されていて、3月15日まで受け付けているという。今でも台湾では義捐金を寄せ
ていただく方がいるのだ。
◆交流協会台北事務所
http://www.koryu.or.jp/taipei/ez3_contents.nsf/Top