させるため、11月6日から9日にかけミッション団を結成して台湾を訪問した。
ミッション団は総勢で63人。農林水産部長や観光・国際局次長などの他に、台北国際旅行博のメ
インステージで「海女」PRを行うことから、志摩市の海女で海女保存会会長の三橋まゆみさんや志
摩市のゆるキャラ「しまこさん」、アイドルプロジェクト「ALLOVER」、三重大学の西村訓弘副学
長や県内企業なども加わる一大ミッション団だ。
三重県の取り組みについては、本誌でも逐一お伝えしてきた。鈴木知事は平成23(2011)年4月
の就任以来、これまで第6回日台観光サミットの志摩市開催(平成 25 年 5 月31日)や新北市との
観光交流協定締結(同年 10 月21日)などを行い、今年2月には新北市平渓国際天灯祭りへ参加・
出展、台湾ランタンフェスティバルへも出展している。
こういう実績が評価され、今年2 月には台湾交通部観光局から「2014 台湾観光貢献賞」 を岩手
県とともに受賞している。
鈴木知事は、今回の訪台では台北市、新北市、高雄市、台中市の4都市を訪問、7日にはチャイナ
エアライン社長との昼食交流会や新北市副市長との面談、台湾観光局長との夕食交流会、8日には
五福旅行社幹部との昼食交流会や鈴鹿サーキットパーク建設地を視察するなど盛りだくさんの日程
だった。
高雄市内のアミューズメント施設「大魯閣(タロコ)草衙道」内に設置を予定している鈴鹿サー
キットパーク建設地を視察したときの模様について、中央通信社が伝えているので下記にご紹介し
たい。
本誌で先にお伝えしたように、このところ知事みずから台湾に行って「トップセールス」する
ケースが相次いでいる。8月以降、熊本県の蒲島郁夫知事は8月19日から21日、山口県の村岡嗣政知
事は9月8日から、秋田県の佐竹敬久知事は10月19日から(今年3度目)、千葉県の森田健作知事は
10月24日から、群馬県の大澤正明知事も11月8日から10日まで訪台している。
実に8月中旬から11月前半の約3ヵ月の間に、熊本、山口、秋田、千葉、三重、群馬の6県の知事
が訪台している。日台関係の密度と強度はますます濃く強くなるばかりのようだ。
三重県知事が台湾・高雄訪問 建設中のアミューズメント施設視察
【中央通信社:2014年11月9日】
http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201411090005.aspx
(高雄 9日 中央社)鈴木英敬三重県知事は8日、高雄市を訪問し、市内に建設中の大型複合ア
ミューズメント施設「大魯閣(タロコ)草衙道」を視察した。
高雄市の陳菊市長は、今後三重県と相互訪問の機会を増やし、産業、観光、教育交流を強化した
いと話したほか、今年発生した大規模爆発に触れ、安全な都市作りのために日本の防災を学びたい
と語った。
大魯閣草衙道は40億台湾元(約150億円)以上を投じて建設され、8万7000ヘクタールの土地に鈴
鹿サーキットのライセンスを受けたゴーカートコースや250〜280店のテナントが入居可能なショッ
ピングモールを備える。年間1200万人の来場を想定し、来年第3四半期の開業を目指す。
鈴木知事は同施設の開業で双方の交流が深まればと期待を寄せた。
(王淑芬/編集:齊藤啓介)