【良書紹介】

【その1】
■書名 そのとき自衛隊は戦えるか
■著者 井上和彦 ジャーナリスト
■発行 扶桑社
■発売 平成16年(2004年)4月1日
■定価 1,500円(税込)
■判型 四六判、上製、320頁

●本書は、「SAPIO」に「闘う自衛隊」を連載し、台湾にも造詣が深いジャーナリストの井上和彦氏の書下し処女作。小林よしのり氏絶賛!「自衛隊が生まれて50年、わしらはもっと真実を知らなきゃいかん」

昭和29年(1954年)6月9日に自衛隊法が公布、7月1日、陸上・海上・航空の自衛隊が発足した。発足50年を迎え、24万人の隊員を擁する自衛隊。国防費は世界3位と言われ、24の標的をいっせいに攻撃できるイージス艦や世界最強を誇るF15戦闘機を200機保有するが、果たして実戦でどこまで通用するのか。イラクへの派遣やテロ対策、さらに集団的自衛権など、今後の法整備等の問題を踏まえ、知られざる国防の実態を明らかにした意欲作。

自衛隊問題は憲法を避けては語れない。本書の冒頭「戦力を保有せずとうたう日本国憲法の存在こそが周辺諸国の日本脅威論の論拠を与えているのである。……結局のところ、自虐的な歴史観が、国防力を巡る不毛な神学論争を生」んだと、日本国憲法の責任にも舌鋒鋭く迫る。

●第1章 “自衛隊”という名の日本軍
 第2章 これが自衛隊の本当の実力だ
 第3章 知られざる民生協力のドラマ
 第4章 PKOと国際貢献−イラク派遣が教えるもの
 第5章 時代錯誤の議員とマスコミが国を潰す
 第6章 自衛隊もし戦わば−中国人民解放軍との戦い
 第7章 北朝鮮への備えと立ちはだかる国内法
 第8章 国軍再建への道

●井上和彦(いのうえ かずひこ) 昭和38年(1963年)、滋賀県大津市生まれ。法政大学卒。
「SAPIO」や「正論」、自衛隊関係の雑誌などで執筆。専門は国際政治、軍事、戦史、台湾・韓国事情など。自衛隊などで活発な講演活動を展開。台湾研究フォーラム顧問。

【その2】
■書名 中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由−誰も言わない「反日」利権の真相
■著者 黄文雄 評論家、拓殖大学日本文化研究所教授、日本李登輝友の会常務理事
■発行 青春出版社
■発売 平成16年(2004年)4月5日
■定価 1,680円(税込)
■判型 四六判、上製、336頁

●なぜ日本は、中国に一方的に押し付けられた「正しい歴史認識」「過去の不幸な出来事」を鵜呑みにして、反省と謝罪を繰り返さなければならないのか。「謝罪」すべきなのは日本ではなく中国だといえば、多くの日本人は戸惑うだろうか。

本書は、近代から現代まで、あらゆる問題にからめて「日中友好」と「反日政策」の二枚舌で日本人を騙し続けた中国の非道な行為を白日の下に晒し、本当に謝罪と反省をすべきなのは中国であることを明らかにする痛快な書下し。「日本が行わなければならないのは、中国に正々堂々と謝罪を求めることである。それだけの勇気と気概を持たない限り、日本の国家防衛は不可能だ。そして日本が再起しない限り、アジアの平和と安全の確保はおぼつかない」(「はじめに」より)

●第1章 日本に“内政干渉”を続ける中国の狙い
 第2章 欧米諸国には押し黙る狡猾な中国人
 第3章 “過去”を侵略とすりかえる独善的な歴史観
 第4章 “反日”で人民を統制する中国政府の内情を暴く
 第5章 中国がひた隠しにする近隣諸国での侵略行為
 第6章 「教育のない国」が世界へ撒き散らす害悪
 第7章 中国人が凶悪犯罪に走る国家的な背景とは
 第8章 「反日政策」で迷走する中国の悲劇
 第9章 中国よ、これだけは日本へ謝罪せよ!

●黄文雄(こう ぶんゆう) 1938年(昭和13年)、台湾・岡山生まれ。1964年(同39年)に来日。早稲田大学商学部卒業後、明治大学大学院西洋経済史学修士課程修了。『中国の没落』が大反響を呼び評論家活動へ。
主な著書に『台湾は日本人がつくった』『中国人の卑劣 日本人の拙劣』『台湾 朝鮮 満州 日本の植民地の真実』『日本人が台湾に遺した武士道精神』『中国が死んでも日本に勝てない7つの理由』『中国が葬った歴史の新・真実』など多数。



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