【祝】 熊本県南阿蘇村と屏東県東港鎮が「国際交流促進覚書」を締結

 10月27日、訪台した熊本県南阿蘇村の代表団は屏東県東港鎮と「国際交流の促進に関する覚書」を締結したそうです。台北駐福岡経済文化弁事処のホームページと台湾・外交部の「Taiwan Today」が数枚の写真とともに伝えています。

 東港と言えば、戦前には東港海軍航空隊が置かれ、海軍の航空基地があったところです。本会初代会長で作家の阿川弘之氏が昭和17年(1942年)、海軍士官になるために基礎教育を受けるために訪れたところです。

 東港は漁業が盛んな町としてもよく知られ、特にクロマグロの水揚げで知られており、あの分厚く切ったマグロの刺身と山盛りのワサビに驚いた方も少なくないのではないでしょうか。東港はまた、世界で静岡県の駿河湾と東港の2ヵ所でしか獲れない桜エビも有名です。

 熊本県南阿蘇村と屏東県東港鎮の都市間提携は、10月20日の島根県と鳥取県の5市でつくる「中海・宍道湖・大山圏域市長会」と台北市による「交流促進覚書」締結に続くものです。本会の調査では、1979年10月の青森県大間町と雲林県虎尾鎮の「姉妹町」提携から110件目となります。

 心から祝意を表し、下記にそれを伝える記事をご紹介します。

—————————————————————————————–10月27日、訪台の熊本県南阿蘇村代表団と屏東県東港鎮が国際交流の促進に関する覚書を締結(10/27日本熊本縣南阿蘇村率團訪台與屏東縣東港鎮簽署合作交流備忘録盛大成功)【台北駐福岡経済文化弁事処:2022年10月27日】https://www.roc-taiwan.org/jpfuk/post/17036.html

*下記の日文記事は、台北駐福岡経済文化弁事処のホームページ記事を台湾・外交部の日文ニュースサイト「Taiwan  Today」が邦訳して掲載したものであることをお断りします。

 クロマグロの水揚げで知られる屏東県東港鎮(台湾南部)と日本の熊本県南阿蘇村は27日、国際交流の促進に関する覚書を締結した。

 台湾は10月13日より、新型コロナウイルス対策として実施していた入国規制を大幅に緩和した。屏東県(台湾南部)にとっては、規制緩和後最初の対面式での海外都市交流となった。

 南阿蘇村からはこの締結式のために、吉良清一村長や桐原純男議長など5人が東港鎮を訪問。東港鎮公所(=役場)で行われた締結式には、屏東県の呉麗雪副県長(=副知事)が立ち会ったほか、台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊処長がオンラインで見守った。

 双方は今後、教育旅行を含む学校交流や相互訪問をはじめ、観光や農産品・海産物の物流促進で協力することでも一致。また、定期的な相互往来を通して、両都市間の連携を深めたいとしている。(台北駐福岡経済文化弁事処)

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