好交流協定を締結した。心から祝意を表したい。これで日台間の都市提携は、7月8日に加賀市(宮
元陸市長)が高雄市鼓山区と結んだ友好交流協定に続き34番目となる(日本李登輝友の会調べ)。
松山市訪台団の一行は11日、今年3回目となるチャーター便で松山空港を出発、台北市の松山空
港では歓迎の横断幕が掲げられるなど盛大な出迎えを受けた。
台北市では「14日の帰国までに、道後温泉旅館協同組合と交流協定を結ぶ台北市温泉発展協会主
催の『2014台北温泉祭り』や台湾鉄道松山駅での『NIPPON MATSURI 松山+松山』
などを視察」(10月12日「愛媛新聞」)すると伝えられている。
それにしても、台風19号が近づいてくる中、松山市では13日早朝に暴風・波浪警報が発表され、
災害警戒本部を設置していた。この日に調印式を行ったのだから、予定していたこととはいえ、野
志市長は相当の緊張を強いられていたに違いない。
ちなみに、松山市は13日夜にすべての警報が解除され、被害拡大のおそれがなくなったことから
災害警戒本部を廃止している。一番ホッとしたのは野志市長だろう。その点で、難産の末の友好交
流協定だったと言えるかもしれない。
なお、日台間の「姉妹都市交流」については、本会ホームページに詳細を記しているのでご参照
いただきたい。
●=都の左の者が赤
◆本会ホームページ「姉妹都市交流」
http://www.ritouki.jp/sister-city.html
台北市長、愛媛県松山市と結ぶ定期便の就航に期待 友好提携調印で
【中央通信社:2014年10月13日】
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201410130006.aspx
(台北 13日 中央社)台北市のカク龍斌市長は13日、市政府庁舎で愛媛県松山市の野志克仁市長
と友好交流協定を締結し、両都市を結ぶ定期便就航の早期実現に期待を寄せた。(カク=赤におお
ざと)
台北市は松山空港や松山駅など、松山市と同名の地名を有していることなどが縁で、2009年から
同市と交流を行っている。この日結ばれた友好交流協定は、従来の観光分野以外に文化や教育、ス
ポーツ面などでの連携強化を目指したもの。
調印式で野志市長から特別名誉市民の称号を贈られたカク市長は、松山市の小学生力士が台北温
泉まつりで子ども相撲を披露したことなどに触れ、台北市民が身近に松山市の伝統芸能を理解でき
たと感謝を述べ、交流促進のためにも台北と愛媛の松山空港を結ぶチャーター便の定期便化を希望
した。
1年ぶりに台北を訪れた松山市訪問団は協定調印式以外に、JR四国と台湾鉄路の松山駅が交わし
た友好駅協定1周年記念イベントなどにも参加し、互いの親交を深めた。
(黄意涵/編集:荘麗玲)