今年も日台間では自治体同士による5件の都市提携が結ばれ、昨年の7件に続く活況を呈した。本
会の調査によれば、市町村合併で消滅した自治体を除けば、35年前の1979(昭和54)年10月10日に
青森県下北郡大間町が雲林県虎尾鎮と姉妹町を提携して以来、35の自治体が都市提携していること
になる。
会の調査によれば、市町村合併で消滅した自治体を除けば、35年前の1979(昭和54)年10月10日に
青森県下北郡大間町が雲林県虎尾鎮と姉妹町を提携して以来、35の自治体が都市提携していること
になる。
近年は、2006年:3件、2007年:2件、2008年:1件、2009年:1件、2010年:1件、2011年:0件、
2012年:5件、2013年:7件、2014年:5件となっている。
これで分かるように、日本が民主党政権の3年間( 2009年9月〜2012年12月)はほとんど都市提
携が進んでいない。東日本大震災という大災害の影響が大きかったと思われるが、媚中と批判され
るほどの対中姿勢をとったこともあり、都市提携はたった1件のみ。
逆に、安倍晋三氏が2012年9月に自民党の総裁に返り咲いて以降は17件と急増している。安倍政
権では岸田文雄外相が「台湾は基本的価値観を共有する重要なパートナー」と表明し、長年の懸案
であった日台漁業協定を締結するなど、積極的な台湾政策が都市提携を後押ししているものと考え
られる。
1)07月07日 石川県加賀市 台南市 友好都市協定
2)07月08日 石川県加賀市 高雄市 観光交流都市協定
3)07月08日 石川県加賀市 高雄市鼓山区 友好交流都市協定
4)10月13日 愛媛県松山市 台北市 友好交流協定
5)11月07日 群馬県渋川市 彰化県社頭郷 友好交流協定
ちなみに、1979(昭和54)年から2014(平成26)年までの日台姉妹都市提携の詳細は本会ホーム
ページを参照いただきたい。