【祝】 日本と台湾の「国立科学博物館」が姉妹館に関する覚書を締結

4月9日、東京・上野の「国立科学博物館」(NMNS:National Museum of Nature and Science,Tokyo)と台湾・台中市の「国立自然科学博物館」(NMNS:National Museum of Natural Science)は、科学教育や研究、展示の交流協力を推進するため「姉妹館に関する覚書」を締結しました。

調印式は「国立科学博物館」の篠田謙一館長と「国立自然科学博物館」の焦傳金館長が臨み、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や両博物館の関係者が立ち会ったそうです。

見学者数は故宮博物院に次いで多いという台湾の「国立自然科学博物館」が海外の博物館と姉妹館の関係を結ぶのは初めてだそうで、今後、両館は覚書の内容に基づき、学術会議や展示会の共同開催、出版品・研究資料の交換などの友好交流プロジェクトの推進を強化していくとのことです。

ちなみに、日台の博物館提携はこれまで下記のような事例があります(本会調査)。

1)2013年09月11日 京都大学と成功大学が「博物館協力覚書」2)2013年12月23日 宮崎県の西都原考古博物館と十三行博物館が「姉妹博物館」3)2014年04月01日 大阪府の国立民族学博物館と順益台湾原住民博物館が「学術協力協定」4)2014年05月15日 国立民族学博物館と国立台北芸術大学が「交流協定」5)2014年07月10日 千葉県の国立歴史民俗博物館と国立台湾歴史博物館が「協力協定」6)2015年10月16日 国立民族学博物館と国立台湾歴史博物館が「学術研究交流協定」7)2015年11月29日 アイヌ民族博物館と国立博物館が「博物館協定」8)2017年02月08日 兵庫県立考古博物館と十三行博物館が「姉妹館」と「学術文化交流協定」9)2018年09月17日 軽井沢のエルツおもちゃ博物館と苗栗の三義木彫博物館が「文化観光連携協定」10)2020年02月04日 富山県の氷見市立博物館と高雄市立歴史博物館が「友好協定」11)2022年09月13日 徳島県立鳥居龍蔵記念博物館と国立台湾史前文化博物館が「連携協定」12)2023年01月11日 釧路市立博物館と新平渓煤礦博物園区が「友好館協定」13)2023年07月19日 埼玉県の鉄道博物館と国家鉄道博物館(2026年開業予定)が「交流協力協定」14)2024年04月09日 上野の国立科学博物館と台中市の国立自然科学博物館が「姉妹館に関する覚書

*2020年6月、香川県三豊市の私設鉄道博物館「Kトレインワールド」と彰化県の私設鉄道文物館「福 井食堂」が「姉妹館」を提携。

上記以外にも提携しているケースはあるかもしれませんが、日台双方の歴史や文化を学ぶことができる博物館同士がこのように手を結んでいることは、お互いの認識を深め得る貴重な財産と言っていいかもしれません。

この提携を心より祝し、下記に国立自然科学博物館と国立科学博物館のプレスリリースと、「台湾週報」の記事をご紹介します。

◆台、日「科博館」締結姉妹館共[目分]發揮科學價値 【国立自然科学博物館「プレスリリース」:2024年4月9日】 https://www.nmns.edu.tw/ch/information/news/News-001510/

◆国立科学博物館 國立自然科學博物館と姉妹館協定を締結 【国立科学博物館「プレスリリース」:2024年4月10日】 https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/1338526.pdf


台湾と日本の「科学博物館」が姉妹館覚書を締結【台湾週報:2024年4月11日】https://www.taiwanembassy.org/jp_ja/post/96335.html

 台湾と日本の科学教育、研究、展示の交流協力を推進するため、台湾の「国立自然科学博物館」(科博館)と日本の「国立科学博物館」は4月9日、東京で台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表が立ち会う中、姉妹館に関する覚書に署名し、両館の新たな協力促進に期待が寄せられた。

謝長廷・駐日代表は、あいさつの中で、両館が台日両国の代表的な科学博物館であり、豊富な収蔵品を有しており、教育、研究、プロモーションなどの交流協力を通して、科学教育を推進し、展示内容を豊かにすることにより、共に両国の科学教育を発展させていくことを期待した。

焦伝金・科博館館長は、日本の国立科学博物館が科博館の初の姉妹館となったことを説明し、「台湾の科博館と日本の国立科学博物館の英語の略称はいずれも『NMNS』である。

両館は研究、科学教育、展示、収蔵管理などにおいて今後より密接に交流し、2つの『NMNS』が掛け合わさることにより、国際科学に対する影響力を拡大していきたい」と述べた。

国立自然博物館の篠田謙一館長は、両館の姉妹館関係締結を歓迎し、覚書の協力内容を実践するため、台湾の科博館で開催されるイベントに職員を派遣する考えを示した。

また、篠田館長は先日台湾の花蓮で発生した震災へのお見舞いの意を表した。

両博物館は今後、覚書の内容に基づき、学術会議や展示会の共同開催、出版品・研究資料の交換などの友好交流プロジェクトの推進を強化していく。


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