3月12日、JR四国(四国旅客鉄道)と台湾で地下鉄などを運行する台北メトロ(台北大衆捷運)は、高松市のJR四国本社において「鉄道を核とした相互利用の促進や情報発信、および様々な事業分野における交流活動や連携推進を目的」とする「友好協定」を結びました。
同時に、JR四国の松山駅と台北メトロの松山駅も「姉妹駅協定」を締結しました。
調印式には、JR四国の四之宮和幸・社長や台北メトロの趙紹廉・董事長をはじめ、JR四国は上田純子・営業部担当部長と野本明人・松山駅長、台北メトロは黄清信・総経理や台北市議など40人ほどが臨んだそうです。
JR四国はすでに2013年10月に台湾鉄路管理局の松山駅と「姉妹駅」を締結し、2016年2月には台湾鉄路管理局と「友好鉄道協定」を締結しています。
また、2024年4月には、JR四国の「藍よしのがわトロッコ」と台湾鉄路の「藍皮解憂號」が「姉妹列車協定」を結ぶなど、国内でも先陣に立って台湾との鉄道提携を結んでいます。
今回の2件同時の締結は、2月14日に江ノ島電鉄、京福電気鉄道、高雄メトロの3社が「観光マーケティング提携協議書」を結んで以来となり、日台の鉄道提携は、1986年1月25日の大井川鐵道と阿里山森林鉄道の「姉妹鉄道」締結からは57件(本会調査)となりました。
岡山放送(OHK)が提携の映像とともに伝えていますので、下記にご紹介します。
また別途、これまで結ばれた「日本と台湾の鉄道提携」57件をご紹介します。
◆観光PRなどで協力へ…JR四国と台湾・台北メトロが友好協定 台北と愛媛の「松山駅」も姉妹駅に】
【OHK岡山放送:2025年3月12日】
https://www.ohk.co.jp/data/26-20250312-00000008/pages/
JR四国と台湾で地下鉄などを運行する台北メトロは3月12日、鉄道の相互利用の促進などを目的とする友好協定を結びました。
高松市のJR四国本社で行われた調印式では、四之宮和幸社長と台北メトロの黄清信社長が協定書にサインし、四之宮社長が「積極的に連携を行い、交流人口のさらなる拡大に努めたい」と話しました。
協定では、鉄道の相互利用の促進や情報発信などに取り組むとしていて、それぞれの主要な駅のデジタルサイネージで観光地をPRする動画を上映するなどとしています。
JRと台北メトロが協定を結ぶのは、今回が初めてです。
(JR四国 誘客戦略室 上田純子室長)
「(四国には)とりわけ台湾からの観光客が多く来ている。
観光・歴史・グルメ、いろんな魅力が四国には詰まっているので、ぜひ何度も来てもらいたい」
12日は、愛媛県の松山駅と台北市の松山駅の間でも姉妹駅協定が結ばれました。
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