去る11月28日より2泊3日の行程で150人もの訪台団を組んで台湾入りしていた栃木県日光
市の眞杉瑞夫(ますぎ・みつお)日光市長や佐藤尊久・日光市議会議長は、29日午前、淡
水に李登輝前総統を表敬訪問して、日光への訪問を要請しました。
この眞杉日光市長らの表敬訪問に先立って、栃木県日台親善協会の宇井肇会長(本会理
事)から「眞杉市長も李登輝先生の来晃を大変歓迎致しております。奥の細道をご散策の
際は、ぜひ日光にお立ち寄りいただければ、市を挙げてお迎えする所存ですので、今般の
表敬訪問を機に台湾と日光に強い結びつきができることを期待いたしております」という
旨の書簡が届けられており、この席には宇井会長ら29名も同席、共に「日本の光・日光」
をアピールして訪問を招請しています。
李登輝前総統がこの要請を快諾したことを台湾の「ラジオ台湾インターナショナル」が
伝えていますのでご紹介します。(編集部)
【12月1日付「ラジオ台湾インターナショナル」】
来春、日本を訪れると伝えられる李登輝・前総統が29日、日本の日光市から台湾を訪れ
た真杉瑞夫市長と対面、来春の日本訪問が実現した場合は日光を訪れると約束。真杉日光
市長は日光の観光促進のため、28日に総勢150人の訪問団を率いて中華民国入りした。29日
に李登輝・前総統と対面した真杉市長は、李・前総統の日光訪問を要請、李・前総統は快
諾すると共に、台湾と日本の友好関係は今後もよりよい方向に進むと述べた。日光市は、
李登輝・前総統が長年にわたって、訪れたいとしている「奥の細道」で見逃せない観光地
の一つ。