台湾から待望の第1便 小松−台北が就航

【6月2日 北國新聞】

 エバー航空(台湾)の小松−台北便が1日就航した。小松空港の国際旅客定期便は19
79(昭和54)年のソウル便、2004年の上海便に次いで3路線目となる。国際線出発ロビ
ーで行われた記念式典では関係者約50人が出席し、北陸、台湾の双方向の交流拡大に期
待を込めた。

 台北便は水、日曜日の週2便体制でスタートし、7月からは運航日が水、土曜日となる。
飛行時間は約3時間で、252人乗りのA330−200型機を使用する。今月19日以降は機材を
小型化する。

 県などによると、第1便の利用者数は台北発が161人で搭乗率63・9%、小松発が250人で
99・2%だった。折り返しとなる小松発便には、地元の訪台団や北陸からの観光客、台湾
に戻る観光客らが乗り込んだ。小松には予定より約20分早い午後5時40分に到着。定刻の
7時30分に出発し、ほぼ定刻の10時半すぎ(日本時間)に到着した。

 当面は台湾観光客が中心になる見込み。北陸新幹線の金沢開業が近づき、国際線の強
化が迫られる中での開設となり、北陸の海外誘客拡大に期待が高まる。

 到着した第1便の機長や乗客に、ドラマ「花の恋」に出演した金沢市出身の俳優石川
雅宗さんらが花束や記念品を手渡した。

 小松発便には杉本勇寿副知事や金沢、小松、加賀市の市議団が搭乗し、訪台した。


11月7日から物産展 谷本知事と亜東協会長が懇談
【6月3日 北國新聞】

 台湾の対日交流機関である亜東関係協会の陳鴻基会長らが2日、石川県庁に谷本正憲
知事を訪ね、就航した台北−小松便の利用促進に努める考えで一致した。県などが台北
で開く観光物産展を11月7−12日の日程で調整していることも確認した。

 陳会長らは10月31日から11月3日に台北国際旅行博が開催されると紹介。県は中部広
域観光推進協議会の枠組みで参加する。谷本知事は「物産展と旅行博をセットでうまく
やればいい」と述べ、誘客につなげる考えを強調した。

 また就航への謝意を示し、「直行便ができ、これでゆっくり行ける」と訪台に意欲を
示した。陳会長は台湾の調査で日本は最も人気が高いとし、「今後は(観光客が)文化
のある石川に来る」と述べた。陳会長は紐野義昭県議会議長も訪ねた。



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