台湾と日本の航空協定が先月改訂されたことにより、エバー航空(長栄航空)は来年6
月より、台北と石川県の小松空港、台北と宮崎県の宮崎空港を結ぶ定期路線の運航を開
始する。
エバー航空ではエアバスA330-200型機を導入、毎週2便ずつ運航する計画。また、既存
の北海道・札幌への路線では現在使用する252人乗りのエアバス機から、316人乗りのボ
ーイング777に改めてより多くの旅客に対応する。
台北と大阪を結ぶ路線は来年7月からアメリカのロサンゼルスまで飛ぶことが可能にな
り、毎週7便の運航を予定。同社では、日本とアメリカの市場に同時に対応できること
になり、意義は大きいと述べている。
一方、チャーター便の運航ではファーイースタン航空(遠東航空)とトランスアジア
航空(復興航空)が初めて日本に乗り入れる。計画では、来年2〜3月には、ファーイー
スタン航空が北海道へ、トランスアジア航空が九州へ乗り入れる。
これにより、台湾の航空会社はチャイナエアライン(中華航空)とエバー航空が定期
路線で、ファーイースタン航空、トランスアジア航空、マンダリン航空(華信航空)、
ユニエアー(立栄航空)の4社がチャーター便で、すべて日本への乗り入れを果たす。
エバー航空に正式決定 小松・台湾定期便 台湾政庁 週2便「速やかに就航」
【12月19日 北國新聞】
台湾政庁交通部民用航空局は18日、小松―台湾定期便の航空権益をエバー航空(台湾)
に配分したと正式に発表した。
発表によると、エバー航空はA330―200型機(252席)を小松―台北間で週2便運航さ
せる計画で、「新たに航空権益を配分した航空会社は速やかに準備を行い、できるだけ
速やかに権利を使用する」としている。
小松―台湾定期便の開設は、11月1日に日台間で合意。同23日には石川県議会の訪台団
に対して民用航空局長がエバー航空に優先権があることを明言し、エバー航空社長は来年
3月30日から木、日曜日の週2便体制で就航したいとの意向を示していた。
正式決定を受け、エバー航空は小松空港を管理する国土交通省や防衛省との交渉に入る
ほか、県内に事務所を置くなどして就航への準備を進めるものとみられる。
エバー航空が運航 台北間の国際定期便
【12月20日 宮崎日日新聞】
日台間の航空交渉で合意した宮崎−台北の国際定期便について、県は19日、運航会社
の選定を進めていた台湾当局が同線を担当する会社をエバー航空(本社・桃園県)に決
めたと発表した。
台湾当局によると、エアバスA330−200型(252人乗り)で週2往復を予定。開設時期
や運航曜日などについては今後同社が発表するとしている。
運航会社が決まったことについて、東国原知事は「(同社は)日本やアジアなど世界
各地に広く路線網を持つ会社。本県と台湾との交流拡大や地域経済の活性化に大いに貢
献するものと期待している」とコメントした。
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