アメリカ国防総省、台湾への対艦ミサイル売却を宣言

【8月9日 Radio Taiwan International】

 アメリカ国防総省が8日、台湾に対して対艦ミサイル、ハープーン60基を売却すると
宣言。アメリカ国防総省のDSCA国防安全保障協力局は、改良型のハープーンミサイルAGM
-84L(60基)を台湾に売却する案を米議会に通知済みと発表。

 このミサイルはハープーン・ブロック2と呼ばれるもので、戦闘機や艦艇、潜水艦から
の発射が可能。陸地と海面の目標を攻撃できる。売却金額は1億2500万ドル。DSCAの声明
では、この売却案は購入側の政治的安定と地域の軍事バランス維持、ならびに経済の安
定に協力するものだとしている。DSCAはまた、これは台湾関係法に基づくものと説明。
アメリカ政府は台湾関係法の中で、台湾に防御性の武器を提供すると約束している。

 これに対し、中華民国台湾がワシントンに駐在させている関係者は、世界でF-16戦闘
機を有する国のうち、同戦闘機からハープーンミサイルを発射できるのは中華民国台湾
だけだとして、目的は中国大陸の艦艇による台湾海峡横断を威嚇することにあると述べ
ている。


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