【李登輝前総統来日】黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席も同行

李登輝前総統は念願だった「奥の細道」散策などのため、5月30日(水)から6月9日
(土)まで日本に滞在されます。10泊11日に及ぶ長旅となります。

 10日に配信された台湾の「Radio Taiwan International」ニュースによりますと(下
記掲載)、台湾駐日代表処の許世楷代表(大使に相当)が総統府国策顧問をつとめられ
た黄昭堂・台湾独立建国聯盟主席の同行を明らかにしているそうです。

 黄昭堂先生といえば、3月末に開いた日本李登輝友の会の総会において「危急存亡のと
きを迎えた台湾と日本の役割」と題して記念講演していただいたばかりで、その折、李
登輝前総統を「親中派に転向」したと非難する見解に対して、毅然として「李登輝さん
は転向などしていない」と断言されたことが今でも強く印象に残っています。また、「
来日直前、李登輝さんに会って『SAPIO』で話されていることが本当であることを
確認してきた」とも述べられたことも記憶に新しいところです。

 日本人にもなじみの深い黄昭堂先生も同行されるとなると、李前総統が来日されるだ
けでも楽しみなのに、その楽しみが倍増するような感じです。日台共栄を願って大いに
歓迎したいものです。                        (編集部)


李登輝・前総統、後藤新平賞受賞のため30日に訪日
【5月10日 Radio Taiwan International】

 大手日刊紙『聯合報』が10日に報じたところによると、李登輝・前総統が6月1日に訪
日して10日 間程度滞在するということだが、中央通信社の報 道では訪日は5月30日。

 許世楷・代表によると、李登輝・前総統は台湾の民間団体「台湾独立連盟」の黄昭堂
・主席と共に日本を訪れ、日本の藤原書店が設けた第一回後藤新平賞を受けると共に、
松尾芭蕉の奥の細道を散策する。東京では講演もあるという。

 中央通信社が9日に日本のメディアの報道を引用して報じたところによると、後藤新平
賞の授与式は、日本時間6月1日午前10時に東京六本木の国際文化会館の岩崎小彌太記念
ホールで行われる。後藤新平賞は後藤新平生誕150周年を記念して、藤原書店の藤原良雄
社長と評論家の粕谷一希氏らが協力して設けたもの。一回目の今年は、後藤新平の精神
を受け継ぎ、台湾の現代化に卓越した貢献をしたとして、李登輝・前総統に賞を贈るこ
とに決定した。

写真:台湾団結連盟の抗議活動でスピーチする李登輝・前総統(中央通信社)



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