蔡英文・総統は9月15日、9月27日に日本武道館で斎行される安倍晋三・元総理の国葬に、昨秋の叙勲で旭日大綬章を受章した王金平・元立法院長、立法院長や総統府秘書長をつとめた蘇嘉全・台湾日本関係協会会長、謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表の3氏を派遣すると発表しました。
残念ながら、蔡英文・総統自身や葬儀に参列した頼清徳・副総統の参列とはなりませんでしたが、国民党に所属する王金平氏を加えて超党派としたところがミソのようです。
編集子は、安倍元総理と昵懇だった許世楷・元台北駐日経済文化代表処代表を指名してくるのではないかと期待していたのですが、許世楷大使は日本政府が招待しているのかもしれません。
—————————————————————————————–安倍氏死去/台湾、安倍氏国葬に蘇嘉全台日関係協会会長や王金平元立法院長らを派遣へ【中央通信社:2022年9月15日】https://japan.focustaiwan.tw/politics/202209150007
(台北中央社)総統府の張惇涵(ちょうじゅんかん)報道官は15日、今月27日に開かれる安倍晋三元首相の国葬に、台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の蘇嘉全(そかぜん)会長や王金平(おうきんぺい)元立法院長(国会議長)、台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表(大使に相当)による代表団を派遣すると発表した。蔡英文(さいえいぶん)総統が指示した。
張報道官は、超党派の3氏はいずれも長年にわたり安倍氏と親交があり、密な交流があったと紹介。3氏の国葬出席は「台日の固い友情と深い絆を十分に示すもの」だとした。
(編集:名切千絵)
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