る協定書」を締結し、今年5例目の自治体同士による姉妹都市提携となりましたが、それば
かりでなく、4月の「日台漁業協定」にはじまりさまざまな分野での提携が進み、例年にな
い活況を見せています。
11月1日には、日本映画大学が台湾・国立台北芸術大学と学術交流協定を締結したそうで
すので、下記にその記事をご紹介します。また、福井県立大学と国立台中科技大学が11月7
日に学術交流協定を結んでいますので、この記事も別途ご紹介します。
これまで本誌で紹介した今年の日台間で結ばれた姉妹都市以外の提携関係を日付け順に
紹介しますと、下記のようになります。
これら以外にも、本誌で紹介できなかった高校や中学校同士の姉妹校提携などもありま
す。また、11月23日には台北市消防局の捜索救助隊が東京で行われる「2013年総合防災演
習」に参加するそうで、これも日台の重要な提携関係の一つです。
やはり、今年の日台関係は「豊穣の年」だったことがわかります。日台の絆はよりいっ
そう深まり強くなっています。
・交流協会と亜東関係協会が日台民間漁業取決め(日台漁業協定)(4月10日)
・東京都水道局と台北市水道事業部門の水道提携(4月12日)
・江ノ電と平渓線の観光連携協定(4月23日)
・共同通信社と中央通信社の協力協定(5月1日)
・東京スカイツリーと台北101の友好計画署名(5月13日)
・鳥羽水族館と花蓮遠雄海洋公園の姉妹館(5月31日)
・静岡銀行と中国信託ホールディングの業務提携協力覚書(6月10日)
・白浜温泉と礁渓温泉の温泉姉妹協定(6月14日)
・平戸市と台南市の市民交流促進協定(7月13日)
・静岡県と台湾5市県の防災分野における覚書(8月26日)
・京都大学と成功大学の博物館協力覚書(9月11日)
・JR四国の松山駅と台湾鉄道の松山駅の姉妹駅(10月13日)
・日本映画大学と台湾・国立台北芸術大学の学術交流協定(11月1日)
・交流協会と亜東関係協会の3つの取決めと2つの覚書(11月5日)
・福井県立大学と国立台中科技大学の学術交流協定(11月7日)
・諏訪観光協会と南投県観光産業連盟協会の観光友好協定(11月18日)
日本映画大学が台湾・国立台北芸術大学と学術交流協定を締結――アジア大学との交流関係を強化
【大学プレスセンター:2013年11月19日】
日本映画大学(川崎市麻生区)はこのたび、台湾にある国立台北芸術大学と学術交流協
定を締結した。これは、大学による社会貢献および大学間の相互支援を目的としたもの。
これに伴い、11月1日(金)には国立台北芸術大学(TNUA)より楊其文(ヤン・チーウェ
ン)校長、王童(ワン・トン)映画学部長らを招き、調印式を行った。今後は教員や学生
らの学術交流をはじめ、各大学が主催する映画祭への参加、映画作品の共同制作などに取
り組む予定。
1982年創立の国立台北芸術大学(2000年 までの名称は国立芸術学院)は、音楽、美術、
演劇、舞踏、映画、および文化資源の6学部とそれぞれの大学院を有する名門校。映画学部
は台湾映画界の巨匠・王童監督らの指導のもと、数々の映画人を輩出している。かつては
故・楊徳昌(エドワード・ヤン)監督も教鞭を執っていた。
同大新百合校舎で行われた調印式では、日本映画大学の教職員と学生らが見守る中、30
年以上にわたる交友関係を築いてきた佐藤忠男学長と王童監督が対談し、両校の交流の未
来に向けて互いに抱負を語り合った。その後、佐藤学長および楊其文校長が学術交流協定
書へ署名。最後に台北駐日経済文化代表処の徐瑞湖(じょ・ずいこ)副代表が祝辞を述
べ、閉会となった。
今後は、両校の教員間の学術交流や学生の交換留学、それぞれが主催する映画祭への参
加、映画作品の共同制作などが計画されている。
なお、同大と海外の大学との国際提携は、韓国芸術綜合学校(K-Arts)に続き2校目になる。
◆国立台北芸術大学(TNUA)日本映画大学(JIMI)間における協力覚書
【意 図】
当協定の第一目的はTNUAとJIMIが相互に協力を進め、二大学間における学術的交流を強
化することである。両大学は、大学による社会貢献、および大学間の相互支援の重要性を
理解し、教員、学生レベルでの交流を促進し、学術研究における情報の共有に努めること
を望む。
【協力分野】
TNUAとJIMI は以下の分野における協力に同意する。
●教育フォーラムプロジェクト
●芸術的・試行的プロジェクト
●教員の短期交換
●学生交換留学
▼本件に関する問い合わせ先
日本映画大学 広報部:須藤
〒215-0004 川崎市麻生区万福寺1-16-30
TEL:044-951-2511