5月10日、阿部真行氏を講師に国分寺市フォルモサの会が日台共栄・日台交流講演会

日台共栄 日台交流 講演会

*演 題: 『小さな自治体の大胆インバウンド戦略』─ 台南市とみなかみ町の交流事例 ─

*講 師: 阿部 真行(あべ まさゆき)

 台湾の行政機関で働く唯一の日本人公務員。

日本と台湾の交流のため奮闘する中で見つけた「地方自治体でもできる実践的な国際交流」の事例を 紹介していただきます。

略歴: 1994年大東文化大学卒、高校教師などを経て、2005年から群馬県みなかみ町職員、2013年6月 からみなかみ町台湾事務局長、台南市政府対日事務相談顧問、日台双方の旅行業に関する国家 資格を有し、インアウトバウンドを推進中。

台南市旅行商業同業公会(旅行会社220社の組 合)の顧問も務める。

阿部真行フェイスブック https://www.facebook.com/masayuki.abe.37604/?_rdr

 《新連載スタート!》 小規模自治体だからこそ実施できるインバウンド施策がある! 自治体通信 Onlinejt-tsushin.jp

*日 時: 令和7年5月10日(土)

 講演会:13時30分〜15時00分(開場13時20分) 13:30〜13:40 開会挨拶(来賓ご紹介など) 13:40〜14:40  14:40〜15:00 (質疑)

 懇親会:15時20〜16時30分

*会 場: 国分寺市本多公民館 2F;講座室(定員39人) 国分寺市本多1丁目7−1 Tel:042-321-0085 中央線 国分寺駅北口から北へ徒歩8分、 https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/shikanren/kouminkan/1003831.html

*参加費(当日受付にてお支払い) 一般・会員:1000円 学生:無料

*連絡照会先 フォルモサの会

 浅野隆久 080-5092-7613 坂口隆裕 042-324-7801 逢坂啓一 042-531-1705

*後 援 日本李登輝友の会・東京多摩支部

*主 催 国分寺市フォルモサの会


『地方公務員アワード2023』

推薦者:鈴木 和幸(群馬県みなかみ町役場 観光商工課・課長)

取り組み概要、「すごい!」と思うポイント予算も知名度もノウハウもなかった地方自治体に、多くの外国人観光客を呼び込むことに成功した。

推薦文2013年から8年以上台湾に出向していた阿部は、インバウンドという言葉に馴染みが無かった10数年前から外国人観光客をみなかみ町に誘客しようと動いていた。

ボランティア通訳を育成するために町内在住外国人を集め多文化共生カフェを設立、海外の大学と町との間で友好協定を締結し定期的に学生を誘致するなど、役場職員としてはかなり独特な発想と動きをしていた。

その為に町内部の理解を得られない時期もあったが、今では「予算も知名度も無い地域への送客」モデルを国内外の自治体へ紹介するため執筆や講演活動をする程になった。

その中でも台南市政府内にデスクを間借りし活動拠点を作ったのは「前例の無い交流方式」として今でも日台双方にとって唯一の存在になっている。

勿論このような阿部の動きをフォローする町側の努力やプレッシャーも相当だったが、台湾現地では「唯一の公務員交流」としてメディア報道されることも多く、また台湾のデジタル担当大臣オードリータン氏に「地域間交流を早く深く進めるには みなかみ方式が有効」と認識してもらえる程、成果もあげている。

正式な国交がない台湾との交流を進める上では課題もあるが、人間関係を重視する中華圏に阿部がうまく融合したおかげで2013年にみなかみ町が交流開始した当時の台南市長だった頼清徳氏(現副総統)との交流も継続出来ている。

異例づくしの日台交流方式を日本の他自治体に広く知ってもらおうと2019年には台南市政府の予算により「日本人公務員の駐在日記台湾・台南そして安平」という書籍出版にまで至った。

この書籍の帯には「役場職員が政府顧問に!?」と書かれており、この一文が阿部の約9年間に及ぶ台湾派遣の活動&成果を表している。

予算も知名度も無い地方自治体でも、観光成果だけではなく物産交流、学生交流、文化交流、防災交流、歴史交流と多くの交流成果をあげる可能性を広く知ってもらう為に阿部を推薦したい。

推薦者:高木 沙織(岐阜県恵那市 商工観光部 観光交流課)

取り組み概要、「すごい!」と思うポイント(要約)ご自身の所属自治体だけでなく、他の自治体や台湾行政へも影響を与えて、日本と台湾、双方から頼りにされる日台交流の架け橋

推薦文(抜粋)1.公務員という枠に囚われない実行力 日本と台湾双方の旅行業に関する国家資格を取得など「そこまでする!?」2.多角的な交流モデルを実践・発信 インバウンド誘客だけでなく、物産交流、町民交流、ランタン交流など様々な切り口で台南市とみなかみ町の交流を推進。

※この記事はメルマガ「日台共栄」のバックナンバーです。