台湾外交部、新型コロナウイルス報道サイトで中国と台湾を併記するNHKに抗議
NHKウェブサイトの新型コロナウイルスに関する特設サイトで台湾が中国と併記され、まるで台湾が中国と同じ地域、あるいは疫病発生地であるかのような誤解を招いている問題について、台湾外交部は2月23日、台北駐日経済文化代表処を通じてNHKに抗議を行ったことを明らかにした。
問題のサイトでは「特設サイト 新型コロナウイルス」という名称で、7つのカテゴリーに分けられ、情報が提供されている。カテゴリーは「すべて」「日本では」「クルーズ船」「経済影響」「中国・台湾の状況」「世界では」「特徴・注意点」の7つ。
崔靜麟・外交部報道官によれば、NHKは台湾政府の抗議に対して、現在連休中のため連休明けにすぐに対応を検討すると返答した。
「台湾の声」でも報じたとおり、同問題については趙中正・全日本台湾連合会会長が2月22日、NHKに対し公開書簡で抗議を行っている。
今回の新型コロナウイルス流行の大災厄の元凶は中国にあり、台湾も他国と同じ被害国である。しかも、台湾はSARSの経験から日本よりはるかに優れた防疫体制で自国民を守っている。
公共放送による中国と台湾を一括りにする虚偽の報道は、日本国民を愚弄するものであり、台湾に対する侮辱である。断じて許すことはできない。
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