一日本人から見た台湾の昭和歌謡

一日本人から見た台湾の昭和歌謡

作者: 青山 登

 もともと、中国語を話せるようになりたいという動機は若いことからあり、語学のために中国語の歌を覚えることは一つの手段だった。

 学生時代に台湾を訪れた時期は来日前のテレサテンが人気を博していたころで、彼女がカバーしている日本曲も多く30枚ほどレコードを買って日本に帰ってきたが、一時聞かなくなってレコードは処分してしまった。

 時々カラオケに行ったとき思い出して覚えた歌を歌っている程度だったが、youtubeのお世話になりだしてから状況が変わった。懐かしいテレサテンの歌をまた聞くことができた。

 それは嬉しいことのひとつであるが、実はもっと世界が広がった。台湾語の歌も自然に耳に入ってくる。たくさん日本の曲が聞こえてくる。少し聞いていると、日本ではいまではほとんど歌われなくなった歌が今もよく歌われていることがわかってきた。

 「潮来笠」、「花笠道中」、「南国土佐を後にして」、「恋をするなら」などたくさんの古典歌謡曲を台湾の若い歌手がカバーしている。とても嬉しく感じるし、これらの歌謡を口ずさんでいただける台湾の人たちには日本人として感謝感謝である。

 私は退職をして第二の人生を送っているが、台湾歌謡を通じて台湾語をマスターするという目標を立てた。いい目標ができたと思っている。

※1 「潮来笠」彼個小姑娘         
※2 「花笠道中」孤女的願望 
※3 「南国土佐を後にして」阮的故鄉南都  
※4 「恋をするなら」墓仔埔也敢去


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