メルマガ版「台湾は日本の生命線!」より転載
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NHKの「ウソ」連発にも耐えー「中国翼賛」番組の責任を追及中
ブログ「台湾は日本の生命線」より。ブログでは関連写真も↓
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■よくもこんな嘘を言えるものだ
NHK教育テレビの語学番組「テレビで中国語」は四月十六日、中国の地名を話題にする際、「台湾入り中国地図」を映した。NHKの番組がこうしたものを映し出すのは以前からのことだが、これは実に由々しき問題だ。
なぜなら、我が国の公共放送が中国の国益のため、あの国の虚構宣伝を受け容れ、それを自国の視聴者に押し付けているという話だからだ。おそらくNHKは、中国の影響を相当受けているものと思われ、安全保障上多大な不安を抱かざるを得ない。
そこで我々は六月に入り、全国の人々と共に、そして台湾の人々とも連携し、NHKに対して電話やメールで誤りを指摘し、訂正、謝罪を要求しているところだが、これに対してNHKの視聴者窓口である「ふれあいセンター」は、次のような回答をしている。
―――NHKで4月16日に放送した「テレビで中国語」という語学番組で、主に中国語が使用されているエリアを地図で示しました。
―――この番組はあくまでも語学番組であり、中国という国の範囲や国境を表したものではありません。
よくもこんな嘘を言えるものだ。
あの地図は間違いなく中華人民共和国の地図である。主に同国の省、自治区など行政区画を示したもので、そこに台湾をも組み入れた代物だった。「中国語が使用されるエリア」などと、いったいどこに表記されているのか。
■誤魔化しは「やましさ」がある証拠
そこで私はNHKに次のようなメールを送った。こうした質問であれば、上記の如き逃げのインチキ回答を封じ、他の答えを引き出せると考えたからだ。
―――番組担当者は台湾を中国の一部とするご見解ですか?
―――「中国語圏の地図」だと強弁しているようですが、番組でそのような断わりを入れない限り、誰が見ても中華人民共和国の地図であり、台湾がその一部だとの誤った印象を視聴者に与えます。あの地図を映すのは不適切だと思いませんか?
しかし「ふれあいセンター」は、これをまともに取り合わなかった。そこから来た返信メールには、相変わらず「中国語が使用されているエリア」「中国という国の範囲や国境を表したものではありません」と繰り返されているではないか。
「台湾を中国の一部とする見解か」との肝心の質問にも、全く無回答だ。
つまり「やましさ」があるため、堂々と正面から対応できないのだ。
■電話で「質問に答えて」と迫ると
これを受けて私は十八日、「質問の答えになっていない」と、電話で「ふれあいセンター」に伝えた。
ところが応対に出た女性職員はまたしても、「中国語が使用されているエリア」「中国という国の範囲や国境を……」と、すこしおどおどしながら語り出すのだ。
予め用意された文面を機械的に読み上げわけである。何でもそれは「テレビで中国語」の「制作担当部署からの資料」なのだそうだ。
そこで私が「なぜ私の質問に答えないのか」と聞くと、代わって「上司」なる人物が電話口に出た。スーパーバイザーの佐々木と名乗る男性だった。
■かくしてメールを送ったのだが
そこで私はあらためて、「台湾は中国の一部なのか否か」についてのNHKの見解を質したところ、佐々木氏はおおよそ次のように説明した。
「教材(中国地図のこと)の問題なので、文科省の見解に従っている。それから外務省の見解にも」
「文科相も外務省も、中国と台湾とは違うと考えている。NHKもだ」
「ふれあいセンターにも(その見解を示す問答マニュアルのような)資料がある。すぐには探し出せないが、十年間の(資料の)蓄積があり……」
このように語り、NHKが台湾を中国領土とはしない立場だと強調するのだ。
そこで私は、その資料にある文言を教えてほしい」と依頼した。
佐々木氏はこれに快諾。「恐れ入るが、今一度メールで依頼してくれないか」と言う。
それから私は、「NHKの見解はどうあれ、問題は番組の制作現場がその見解に従っているかどうかだ。それを知りたい」と話すと、佐々木氏はやはり「あらためてメールで質問してくれ。『テレビで中国語の担当者』宛とすれば、担当者に届くだろう」と言うのである。
かくして私は受話器を置き、直ちに二本のメールを書くことになった。
■予感が的中!やはり騙された
一つ目は「ふれあいセンター」宛だ。次のように書いた。
―――佐々木さんとお話しした際、「NHKは文科省や外務省の見解に従い、台湾を中国の領土としない立場だ」と聞かされました。またその立場を説明する文書が同センターにはあるとも告げられました。そこでその文面をぜひ拝見したいのです。
「このようにメールで依頼すれば、見せていただけると佐々木さんから伺いましたので、よろしくお願い致します」とも付け加えた。私がこのように念を押したのは、どうも「ふれあいセンター」が信用できないからだ。
私はこれまでNHKの誤報、歴史捏造問題に取り組む上で、同局には何度も何度も嘘をつかれいるので、何か今回も欺かれるような気がしたのだ。
そしてその予感は的中した。翌十九日に届いた返信の内容たるや……。
■なぜ「NHKの見解」を隠すのか
次のように書かれていたのだ。
―――「ふれあいセンター」の電話で応対した者がお答えしたことについて、『・・・文書が同センターにはあるとも告げられました。そこでその文面をぜひ拝見したいのです。』とのご要望ですが、今回いただいたお問い合わせに限らずすべてのお問い合わせ・ご意見に対しては、こちら「ふれあいセンター」では、実際に番組を制作した担当者や各業務に直接携わる者から実情を聞いたうえで、その者になり代わってお答えしています。
―――ですから、そうした文書は部内用のものであり、対外的に公表したり、閲覧できるようにはしておりません。
これは何ともおかしな話だ。その「文書」にあるNHKの見解は「対外的に公表」するためのものではなかったか。
要するに、見解表明の拒否である。
そもそもNHKには「文科省、外務省に従って台湾を中国領土とは看做さない」との公式見解は出していないか、あるいは仮にそれはあるとしても、中国との関係維持のため、公開は憚れるのかのどちらかだろう。
■明るみになるNHKの闇の部分
私が書いたもう一本の質問メールは、番組制作者に宛てたものだ。
―――番組制作担当の方には、台湾を中国領土と看做しているのか、それともそうは看做していないが、中国などへの配慮で中国領土と位置付けたのか、あるいは台湾は中国に隷属しない地域であると考えているのかをお伺いいたします。
果たして彼らは「台湾は中国ではない」との見解を示すことができるだろうか。
「テレビで中国語」は、中国側の協力なしでは制作できない番組だけに、あの国には頭が上がらないはず。いやそればかりか、すっかり飼い慣らされているかにも見え、如何なる回答が来るかに注目したい。
ただ「台湾は中国だ」と答えれば国民の抗議を浴び、「台湾は中国ではない」と言ってしまったら、中国の逆鱗に触れ、今後の番組作りに影響を与えかねなくなる。
だからおそらく、回答は来ないのではないか。私はそう予測している。
このように、どこまでもNHKには愚弄されている格好だが、しかし責任追及の手を緩める気はない。NHKの闇の部分(中国迎合・国民愚弄の体質)がどんどん明るみにもなっており、むしろ追及には思わず力がこもる。
「楽しい」と言えば語弊はあるが、しかし敵の心理や行動パターンがいろいろと理解でき、そうした経験が今後の「NHK解体」の戦いに役立つかも知れない。
そのような次第で、心ある国民にも更なる抗議の続行、拡大を呼び掛けたい。
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■中国の傀儡NHKに訂正と謝罪を求めよう!
Eテレが4月16日に放送の「テレビで中国語」で使った「台湾入り中国地図」は誤り。視聴者に誤った情報を与えるとともに台湾国民の尊厳を傷つけるばかりか、中国の台湾侵略を正当化するものであり、直ちに謝罪と訂正を行うべきだと訴えよう。
電話(ふれあいセンター) 0570-066-066(左記が利用できない場合は050-3786-5000)
メール http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
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