【速報】正名運動大祝賀会に200名超、新たなスタート

【速報】正名運動大祝賀会に200名超、新たなスタート

昨日の祝賀会には日台の200名超が集まり、正名運動を振り返り、
祝いのお酒やおいしい手作りの台湾料理を手に、喜びを分かち合っ
た。

主催者である日本李登輝友の会からは、小田村四郎会長が挨拶に立
ち、今回の措置には台湾パスポートに「TAIWAN」表記が必要
である、と強調。馬政権による台湾正名の否定を警戒した。

2001年6月に当時、在日台湾同郷会会長として、正名運動をス
タートさせた林建良(本誌編集長)は、今回の改正を「かつて日本
人だった台湾人を、台湾人の唯一の敵国(中国)の国籍にしていた
日本の償い」だと語り、「台湾をパレスチナと同じに扱ってくれた。
これは、台湾に建国が必要ということを示してくれた」と、これか
らの目標を示しつつ、法案通過を評価した。また、日本には「台湾
を中華民国に返還していない」ことを、重ねて表明してほしい、と
語った。

また、日本国内においても、外国人登録証(制度改正後は登録カー
ド)上の国籍欄が正されても、免許証や日台結婚の場合の戸籍の表
記などについても、正しく表記されるように、引き続き見守る必要
があることを訴えた。

池田維・前大使(駐台湾代表)は、台湾は米国の台湾関係法で守ら
れているのが事実だが、台湾の日本への親近感がアメリカを超した
ことが嬉しいことだと、外交の当事者として語った。日本で台湾へ
の親近感も強くなり、中国への不信感が77%、と言うと、会場か
ら大きな拍手が起こった。

かつて日本はソ連に対抗するために、ソ連と敵対していた中国と手
を結ぶことが必要だった、とこれまでの対中政策を分析した。

また、個人の意見とはしたが、台湾の未来は、2300万人の台湾
人が決めるべきだ、と明言し、また拍手を受けた。前大使も、ずっ
と会場で、参加者たちと喜びを分かち合い、参加者たちと語らった。

また登壇者たちは、齋藤正樹・現大使が、台湾の地位未定の事実を
語って、馬政権から嫌がらせを受けていることについて触れ、国民
党が触れられたくない、台湾の地位未定論が正しい方向であると確
認した。

李登輝元大統領からも祝辞をいただいた。考えてみれば、正名運動
の歩みは、李登輝元大統領をはじめ、私たちが目指す日台関係発展
の歩みでもあった。

また、会が終盤に差し掛かると、正名運動に関わった台湾人団体の
リーダーたちが登壇し、国籍が中国とされた苦しみと、改正が決ま
った今の喜びと感謝を伝えた。


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