【速報】国民党の終わりの始まり　中国の代理人・連家崩壊へ

台湾の声ニュース 2014.11.29 20:43

本日投開票が行われた台湾の「九合一」統一地方選挙では、民進党が狙っていた台北市長・台中市長を獲得したのみならず、難しいと見られていた桃園市長を獲って、中央直轄市６市長のうち５市長を手に入れ、大勝した。現在はまだ開票作業中であるので、選挙委員会の公式発表ではないが、主要な候補者が勝利宣言を行った。国民党は、朱立倫・新北市長（現職）をかろうじて守った。なお、台北市長に当選したのは無所属で民進党の支援を得た柯文哲（か・ぶんてつ）氏。

中央直轄市以外では、国民党市県政であった、基隆市、彰化県、嘉義市、澎湖県、金門県でも民進党もしくは非国民党首長を誕生させた。なお、新竹市長は、現時点で確定していない。

台湾の民意は、馬英九政権の能力と台湾の民主主義を踏みにじってまでの中国傾斜、および、国民党政権下におけるさまざまな腐敗にノーを突きつけた。首相に当たる行政院長・江宜樺は辞任を表明した。国民党は馬政権のレイムダッグ化が一層深まり、党内部の権力闘争が激化するものと見られる。

しかし、高雄市のガス爆発事故に対する中央政府の冷たい対応からも分かるように、中央が国民党で地方が民進党ないし台湾派である場合には、国民党に足を引っ張られるケースもある。民進党をはじめとする台湾派勢力は、2016年の総統選挙に向け、地方の運営を注意深く行うことが必要である。