台湾の声ニュース 2020.6.6 20:00 台湾の声編集部:多田恵
韓国瑜市長罷免案成立が確定した。
市長就任後まもなく総統選に出馬し、市長満足度調査では最下位であった。初めての直轄市長のリコール案であり、その成立も初めてのことである。実力が重視される傾向が強まり、中国の影響力が低下するであろう。
高雄市長リコール投票は、現地時間6時38分には集計が終了した。その結果は次の通り。韓国瑜の市長当選時の得票数を上回るリコール賛成票が投じられた。
同意票数: 939,090票
不同意票数:25,051票
有効票数: 964,141票
無効票数: 5,118票
投票者数: 969,259人
投票率: 42.14%
今回のリコール運動は、「罷韓四君子」と呼ばれる若者たちが推進した。
韓国瑜は、6月12日の投票結果の公告後、解任される。その後、行政院より代理市長が派遣され、3か月以内に市長選挙が行われる。
今回のリコール市民投票では、投票所付近での、撮影行為・監視行為が問題となった。人およびITによる監視の背後に中国の存在があることが懸念される。
リコール成立の条件:
罷免同意票が不同意票より多く、有権者数の4分の1に達することにより、罷免案が通過(成立)する。今回有権者数は2,299,981人であり、574,996票以上の同意票により罷免が成立する。
参考:
高雄市の過去の選挙における韓国瑜の得票状況
総統選挙(高雄市における得票)(2020年1月11日投開票)
韓国瑜、張善政(中国国民党) 610,896票
蔡英文、頼清徳(民主進歩党)1,097,621票
高雄市長選挙(2018年11月24日投開票)
韓国瑜(中国国民党)892,545票(53.86%)
陳其邁(民主進歩党)742,239票(44.79%)
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