【統一へのタイムテーブルか】馬英九:再選されたら両岸の政治協議も
2009.5.11
まもなく就任1周年を迎える馬英九総統(大統領)は先日、シンガポール紙「
聯合早報」のインタビューを受け、2012年に総統に再選された場合、両岸(台湾
と中国)の政治的テーマについて緊急性があるなら協議を行うことも排除しない
との旨を語った。
これに対して、野党の民主進歩党(民進党)からは、「統一へのタイムテーブ
ルだ」と批判が噴出した。総統府は「和平協議」に類するものだとして、統一と
は関係がなく、馬総統の任期内は「不統、不独、不武」だと釈明した。
ただし、馬総統が中国との「和平協議」を進めた場合、「一つの中国」や「台
湾独立に反対」が前提として盛り込まれる可能性が高く、強引に中国と政治的テ
ーマでの合意を推進すれば台湾国内の強烈な反撥を招くことは必至だ。