【世論調査】台湾人の75%がダライ・ラマの訪台を歓迎
2009.9.3
「台湾の声」
民主進歩党(民進党)が9月2日に発表した世論調査によると、台湾人の75%
がダライ・ラマの訪台を歓迎していることがわかった。一方、中国がダライ・ラ
マの訪台に抗議して台中両岸交流のボイコットをほのめかしていることに対して80
%が不適切だと考えていた。
同調査によると、67%が「ダライ・ラマの来台は宗教的なもので、被災者への
慰問の旅であり、政治活動ではない」と考え、50%が「民進党がダライ・ラマを
招いたのは政治目的であり、わざと馬英九総統を困らせるためだ」という考えに
は「同意しない」と回答した。
また、「馬英九総統はダライ・ラマと会うべきか」という設問について、「会
うべきだ」が49%で、「会うべきではない」の36%を上回った。
予定されていたダライ・ラマの記者会見と桃園での講演会が中止になったこと
について、51%が「中国が台湾政府に圧力をかけた結果」と受け止めていた。