【ダライラマ】台湾南部被災地の小林村を慰問

【ダライラマ】台湾南部被災地の小林村を慰問

2009.9.1

         台湾の声

 チベット仏教最高指導者であるダライ・ラマ14世が8月30日、台湾に到着した
。陳菊・高雄市長が台湾桃園国際空港まで赴いてダライ・ラマを出迎え、高鉄桃
園駅から台湾高鉄(新幹線)で高雄へ向かった。この際、桃園駅で約100名の抗議
集団が現れた。この中には中華統一促進党のメンバーらが含まれ中華人民共和国
の五星紅旗(中国国旗)を掲げて「チベットは中国の領土だ」などと叫んだ。

 ダライ・ラマは、これらの抗議に対して、言論の自由に属するものとの見方を
示したうえで、チベットは独立を目指しているわけではないが、台湾は自分自身
で中国とどのような関係を維持するか選択できるとの考えを語った。

 ダライ・ラマは8月31日に記者会見を予定していたが、急遽中止となり、31日
は朝から楊秋興・高雄県長と共に、土石流で約500人が犠牲となった高雄県甲仙郷
小林村の被災地を訪れた。ダライ・ラマはここで台風災害の犠牲者の慰霊法要を
行い、読経した。

 31日午後、ダライ・ラマは曹啓鴻・屏東県長と共に、雨の中、屏東県佳冬郷の
被災地を訪れ、被災者を慰問した。


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