【はるかなり台湾】「小さな旅と小さな幸せ」

【はるかなり台湾】「小さな旅と小さな幸せ」

メルマガ「はるかなり台湾」より転載
                 

師走も一週間があっという間に過ぎ去りました。ここ台湾でもデパートなどでは大きなクリスマスツリーが飾られるなど年末気分を醸し出していますが、やっぱり台湾の旧正月(春節)が近づかないとイマイチ気分がその気にならないものです。

さて今日は新幹線に乗って幸せ気分になった話をしましょう。
台湾の新幹線は高速鐵道、略して高鐵と呼ばれており、日本の新幹線の車両が使われています。高鐵が出来て運行し始めたのは、今から8年前の2007年のことです。そして今月1日から新しく苗栗、彰化、雲林の駅が開業したのです。
それで、6日の日曜日台中から雲林まで高鐵に乗って新しい駅舎を見に行ったのです。わずか20分で着いてしまうので、そんなに急いて行くこともないと思い、昼ご飯を食べてから出発することにしました。自動販売機で220円の切符を買ったものの、雲林などのような小さな駅は各駅停車なので一時間に一本しか走っておらず、結局出発時刻まで小一
時間近くも待つはめになりました。

車中暇つぶしに座席の前においてある高鐵の雑誌「T Life」」には今月から開業した苗栗、彰化、雲林のそれぞれの駅の特集記事があり、駅舎の詳しい紹介が記されていました。そして何気なく頁をパラパラと捲ると切符の値段表のなかに今キャンペーン中のお得な情報が載っていたのです。何と新しい3つの駅を出発駅とするかまたは終着駅とした
場合に、使用済みの切符を見せると同一区間の切符を無料でもらえる(値段が半額になる)と言う項目があったのです。しかもこのキャンペーンは今月15日まで乗った場合に限ると言うじゃありませんか。雲林までは台中からわずか20分。

駅に着いたら、切符売り場の窓口は今回の恩恵にあずかろうと言う乗客で長蛇の列。ぼくも早速列の最後に並び待つこと30分。よく聞けば別に今日乗らなくても来月末まで利用できるとのこと。でも雲林に来ることは多分最初で最後だろうと思い、今日の帰りの切符を指定席でもらおうと思ったら夜10時までは自由席しかないとのこと、まあそれでも
いいかと思って無料の券をゲットしたのです。まさか買一送一(一枚買うと一枚サービス)とは〜金額はたった200元程度でも〜十分に幸せ気分を味わえました。そのあと、駅舎の外観などゆっくり見たあと、どこかに行くバスが接続してないかと思ったら、斗六駅経由の雲林科技大学行きの無料シャトルバスがあったので、予定してなかった大学を訪れ
ることも出来ました。キャンパスは広く、大学の前は空き地(緑地)になっていて子供たちが凧あげを楽しんでおりました。

今日の旅は小さな旅でも、帰りの道中は幸せ気分で帰って来たのでした。今回味をしめたので今週の休日には今度は苗栗に行こうと思っている次第です。

まだ台湾の新幹線に乗ったことにない人は今月15日までこのチャンスを利用して乗ってみたらどうでしょうか。台北や高雄などから苗栗(又は彰化か雲林)まで乗った場合は帰りの切符は無料ですよ。


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