【地図帳問題】国立天文台が『理科年表』の玉山標高訂正と台湾表記訂正を応諾!

【地図帳問題】国立天文台が『理科年表』の玉山標高訂正と台湾表記訂正を応諾!
【地図帳問題】国立天文台が『理科年表』の玉山標高訂正と台湾表記訂正を応諾!

日本李登輝友の会メールマガジン「日台共栄」 より転載

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 本会会員の方からの指摘と依頼により、東京書籍の玉山の標高表記をこれまでの「3997
m」から「3952m」と改め、また同社が出典としている国立天文台編纂の『理科年表』が
「3997m」となっているので、それも対応して欲しいということで、本会は東京書籍と国
立天文台に訂正要望を呈しました。

 すると、東京書籍から、すでに今年度の高校地図帳の採択用見本本から「3952m」に改
めており、中学校地図帳も来年度の供給本から改めるという「回答」が届いたことを、昨
日の本誌でお伝えしました。

 そのとき「まだ回答の届かない国立天文台には、この東京書籍からの『回答』を送付し
て改めて訂正を要望する所存です」と書きました。

 ところが、なんと昨日午前、国立天文台からも訂正に応ずる旨の「回答」が速達で届き
ました。それも、林正彦・台長自らの「回答」となっていて、直筆サイン入りでした。

 その「回答」は、これ以上ないという満点、五重丸の内容でした。玉山の標高を訂正す
ることはもちろん、本会からは「台湾は中国(中華人民共和国)の領土の一部ではないの
で、『国名』欄は『国名・地域名』に改めると同時に『台湾』と表記し、また『山地名・
島名』は『台湾山脈』等と改めて欲しい」とも要望しており、「国名の件につきまして
は、ご指摘のとおりです」と、要望どおりに訂正するという回答でした。

 来る7月9日から「在留カード」が実施され、台湾出身者の「国籍・地域名」欄は「中
国」から「台湾」に改められますが、それに続く「台湾正名」の一里塚ができました。教
科書会社が出典とする国立天文台の『理科年表』の表記を訂正できたことは、大きな一歩
です。

 これもひとえにご指摘いただいた本会会員の方のお陰です。ありがとうございました。
また、真摯に訂正要望をご検討いただいた国立天文台にも深く御礼申し上げます。

 では早速、下記に「回答」全文をご紹介します。

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                                 平成24年6月18日

日本李登輝友の会
事務局長 柚原正敬 様

                            自然科学機構 国立天文台
                                 台長 林 正彦

   『理科年表』における台湾・玉山の標高表記などをめぐる訂正要望(回答)

 初夏の候、貴会ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 さて、平成24年6月13日付でいただきました標記の要望につきまして回答させていただき
ます。

 自然科学の分野においては、同じものに対してもさまざまな測定値があります。とくに
標高につきましては、単なる測定誤差だけではなく、地殻変動や火山活動等により常に変
化をしますので、出典・根拠を明確にする必要があります。

 現在理科年表に記載されている標高の値はThe Times Atlas of the World,2004に基づい
ていますが、本年出版予定の平成25年版ではその最新版であるThe Times Atlas of the
World,2011に基づいて更新させていただく予定です。

 なお、同版ではユイシャン(玉山)の標高は3950mとなっております。一方、お調べい
ただいた3952mという値も根拠がはっきりしておりますので、平成25年版では、特例とし
てこの値を採用することも検討したいと思います。

 また、国名の件につきましては、ご指摘のとおりですので、「国名」の欄を「国・地
域」に変更し、下記のように改めたいと思います。

  山名         山地名・島名   国・地域   標高
  ユイシャン(玉山)  台湾山脈     台湾     3950m(3952m)

 このたびは、貴重なご意見ありがとうございました。私どもも『理科年表』をよりよい
データブックにすべく鋭意努力してまいりますので、今後ともお気づきの点・ご意見等が
ございましたら、お知らせいただければ幸いです。

                                      敬具
                               林 正彦(直筆)

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